おすすめのペンタブ・液タブまとめ【初心者でも使いやすい製品で厳選】


デジタルでイラストを描きたいです。
そこで、使いやすいペンタブを探しています。
コスパが良くておすすめの板タブ・液タブを教えてください。
こんなご要望にお応えします。
この記事の内容
- 初心者でも使いやすいおすすめのペンタブレットを紹介
- おすすめの板タブ3選
- おすすめの液タブ4選
- ペンタブレットの失敗しない選び方を解説

ペンタブにはさまざまなメーカーの機種があって、どれを選べばよいか迷いますよね。
安くて性能が良く、使いやすいモデルがあればそれを選びたいはずです。
そこで、実際にペンタブでイラストを描いている筆者が、おすすめのペンタブをピックアップしました。

この記事で紹介するペンタブを使えば、あなたは快適にイラスト制作に取り組むことが可能です。
ペンタブの選び方もわかりやすく解説しますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
それではご覧ください!
初心者でも使いやすいおすすめのペンタブレットを紹介
初心者でも使いやすいおすすめのペンタブをご紹介します。
板タブを3つ、液タブを4つピックアップしましたので、お好きなものをお選びください。
おすすめの板タブ3選

まずは、液タブよりも安く買える板タブからご紹介します。
XPPen Deco 01 V2
製品名 | Deco 01 V2 |
---|---|
描画エリアのサイズ | 10×6.25インチ(254×158.75mm) |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | 60°対応 |
ショートカットキー | 8個搭載 |
対応OS | Android 6.0以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.10以降、Chrome OS 88.0以降 |
デジタルでイラスト制作を始めたい初心者には、まさにぴったりの板タブです。

このペンタブは、Androidにも対応しており、PCを持っていない方でも使用できます。
リーズナブルな価格ながら、カスタマイズ可能な8つのショートカットキーを搭載。
ペイントソフトでよく使う操作を割り当てれば、効率的に作業に取り組めます。
板タブで迷ったら、とりあえずコレにしておけば失敗しません。

HUION Inspiroy H1060P
製品名 | Inspiroy H1060P |
---|---|
描画エリアのサイズ | 10×6.25インチ(254×158.8mm) |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | 60°対応 |
ショートカットキー | 12個搭載 |
対応OS | Android 6.0以降、Windows 7以降、Mac OS 10.12.0以降 |
ショートカットキーがたくさん必要な方には、こちらの板タブもおすすめ。

こちらもリーズナブルな価格で購入でき、Androidでも使用できます。
ペンタブとしての性能も申し分なく、快適にイラストを描けます。
安くて使いやすい板タブをお求めならうってつけです。

Wacom Intuos Medium(TCTL6100WL/K0)
製品名 | Wacom Intuos Medium(CTL-6100WL/K0) |
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描画エリアのサイズ | 約8.5×5.3インチ(216×135mm) |
筆圧レベル | 4096レベル |
傾き検知 | なし |
ショートカットキー | 4個搭載 |
対応OS | Android 6.0以降、Windows 7以降(64bitのみ、最新のSP適用)、Mac OS 10.13以降、Chrome OS 87以降 |
メーカーの信頼性を重視するなら、やはりワコムのペンタブはおすすめ。

価格は少し高くなりますが、そのぶん品質が高く、使い心地も良好。
PCに限らずAndroidでも使用でき、USB接続だけでなくワイヤレス接続にも対応しています。
使い勝手の良さ、快適さを求めるあなたに最適な板タブといえます。

おすすめの液タブ4選

次に、万人におすすめできる液タブをご紹介します。
HUION Kamvas 13
製品名 | Kamvas 13 |
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画面サイズ | 13.3インチ(293.8×165.2mm) |
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | 60°対応 |
フルラミネーション加工 | あり |
色域 | sRGB 120%、Adobe RGB 92% |
ショートカットキー | 8個搭載 |
本体スタンド | 付属品にあり |
対応OS | Android 6.0以降、Windows 7以降、macOS 10.12以降、Linux |
高コスパな液タブを求めているあなたにはこちら。

快適にイラストを描くうえで必要十分な性能を満たしています。
非常にリーズナブルな価格ながら、付属品も充実。
スタンドもついてくるので、別で購入する手間も省けます。
安くて使いやすい液タブが欲しいなら、これを選べば間違いありません。

XPPen Artist 12セカンド
製品名 | Artist 12セカンド |
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画面サイズ | 11.9インチ(約263×148mm) |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | 60°対応 |
フルラミネーション加工 | あり |
色域 | sRGB 127%、Adobe RGB 94% |
ショートカットキー | 8個搭載 |
本体スタンド | なし(別売り) |
対応OS | Android (USB3.1、DisplayPort1.2以上)、Windows 7以降、Mac OS X 10.10以降、Chrome OS 88以降、Linux |
こちらもコスパに優れた液タブです。

先ほど紹介した液タブよりも軽量なので、持ち運んで使用したい場合にも便利。
色域も広いので、より忠実な色表現で絵を描くことが可能です。

ただし、こちらはスタンドは別売りとなっています。
液タブはスタンドが無いと作業しにくいです。

なので、以下のスタンドもあわせて購入しましょう。
このスタンドもXPPenの製品です。
私の経験上、スタンドはペンタブと同じメーカーで統一するのがおすすめ。
適合せず使用できないといったトラブルを回避できるためです。
HUION Kamvas Pro 20
製品名 | Kamvas Pro 20 (2019) |
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画面サイズ | 19.5インチ(434.88×238.68mm) |
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | 60°対応 |
フルラミネーション加工 | あり |
色域 | Adobe RGB 92% |
ショートカットキー | 16個搭載 |
本体スタンド | 付属品にあり |
対応OS | Windows 7以降、Mac OS 10.12以降 |
安くて大きめの液タブが欲しいあなたにはこちら。
比較的大きい画面で作業しやすく、多数のショートカットキーを搭載した液タブです。

ちなみに私も現在、HUIONの19.5インチの液タブを使用しています。
やはり本格的に作業するなら、これくらいのサイズのほうが使いやすいと思います。

Wacom Cintiq 16(TDTK168K4C)
製品名 | Wacom Cintiq 16(TDTK168K4C) |
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画面サイズ | 16インチ(345×215mm) |
解像度 | WQXGA(2,560×1,600) |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | 60°対応 |
フルラミネーション加工 | あり |
色域 | sRGB 100%、DCI-P3 99% |
ショートカットキー | 非搭載 |
本体スタンド | 内蔵スタンド搭載 |
対応OS | Android OS 8.0以降、Windows 10以降 (64bitのみ、最新のSP適用)、macOS 13以降 |
美しい映像表示で、本格的にイラスト制作に取り組みたいあなたに。
品質と信頼性が高いワコムの16型液タブです。
視差が少なく、紙のような程よい描き心地で、十分な色域の広さも備えています。
内蔵スタンドも搭載されているので、別でスタンドを買う必要もありません。

これから長く使っていくものですし、やはり快適に使えるものを選んだほうが良いです。
これらの点を踏まえても、この液タブは非常におすすめです。

ペンタブレットの失敗しない選び方

次に、ペンタブレットの選び方を解説します。
ペンタブの選び方を知っておくことで、購入で失敗するリスクを減らせます。
板タブと液タブの違いについて知ろう
ペンタブレットには、「板タブ(板型タブレット)」と「液タブ(液晶タブレット)」の2種類があります。
板タブは、タブレット自体にディスプレイが搭載されていないペンタブです。
そのため、PCの画面を見ながら描くのが特徴といえます。
一方、液タブは、タブレット自体にディスプレイが搭載されたペンタブです。
直接画面に描き込めるのが特徴といえます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなたの目的やスタイルに合わせて選びましょう。
板タブのメリットとデメリット
まず、板タブのメリットは下記のとおりです。
- 価格が安く、初心者でも購入の敷居が低い
- 軽量なので持ち運びしやすい
- モニターを見ながら描くので、姿勢が悪くなりにくい
対して、板タブのデメリットは下記のとおりです。
- 画面と手元が分かれているため、慣れるまでに時間がかかる
- 細かな部分の正確な描き込みが少し難しい
液タブのメリットとデメリット
液タブのメリットは下記のとおり。
- 画面に直接描けるので、アナログで絵を描くのと近い感覚で作業できる
- 初心者でも感覚的に描けて操作しやすい
- 描く線の入り抜きなどが確認しやすい
対して、液タブのデメリットは下記のとおりです。
- 価格が比較的高い
- 重量が重い傾向にあり、設置スペースが必要になる場合もある
- 猫背で作業してしまいがちで、肩こりになりやすい
ペンタブのサイズを確認しよう
ペンタブのサイズ選びは特に重要なポイントです。
モニターの大きさ、机の広さ、持ち運びで利用の頻度によって、あなたにとっての最適なサイズは異なります。
板タブはMサイズが最適
板タブの場合は、A5~A4くらいのサイズに相当する「Mサイズ」がおすすめ。
広すぎず狭すぎない描画エリアで、細かい描きこみにも対応しやすく、持ち運びにも便利なためです。
また、Lサイズよりは価格も安いことが多く、初心者が購入するのにも適しています。

Sサイズは小さすぎて作業しづらかった経験をしているので、私一個人の意見としてはおすすめしません。
液タブは12インチ以上を推奨
液タブの場合は、描画領域がそのまま画面になります。
そのため、液タブは最低でも12インチ以上で選ぶのがおすすめです。
比較的作業領域が広く、ペイントソフトにおけるUI操作やレイヤー管理なども快適になります。
ただし、さらに本格的に描きたい場合は、大きめの16インチ以上を選ぶと良いでしょう。

ちなみに私も、19.5インチの大きめの液タブを使っています。
細かい部分まで見やすく、とても快適に描けていますよ。
筆圧レベルを確認しよう
ペンタブにおける筆圧レベルとは、ペンをあてた際の強さを感知する性能のことです。
この筆圧レベルが高いほど、線を描く際の細かな強弱を表現しやすくなります。
4096レベル以上がおすすめ
2025年現在で主流となっている筆圧レベルは、4096レベルや8192レベルです。
初心者向けモデルとして、2048レベルのペンタブが売られていますが、悪いことは言いません。
4096レベル以上のペンタブを選びましょう。

4096レベルもあれば、なめらかで心地良い描き込みが可能になります。
ただし、筆圧レベルは高ければ高いほど良いというものでもありません。
実際のところ、4096レベルと8192レベルの差を体感できる方は、そこまでいないことでしょう。

ちなみに私は、これまでに1024レベル、2048レベル、4096レベル、8192レベルのペンタブを使ってきました。
しかし、違いを体感できたのは4096レベルまででした。
傾き検知機能の有無を確認しよう
傾き検知機能は、ペン先の傾きの角度を検知し、ブラシの形状などに反映させる機能のことです。
アナログで描く時のような自然な表現が可能になるため、イラスト制作では割と無視できない機能といえます。
そのため、傾き検知機能があるかどうかも確認しておきましょう。
視差が少ない液タブを選ぼう
液タブで絵を描く際は、視差(画面とペン先のズレ)が作業効率に大きく影響します。
線を引く位置と表示される線にズレが生じてしまうと、正確に描くのが難しくなり、苦労してしまいます。
なので、視差の少ない液タブを選ぶことが重要になります。
フルラミネーション加工が施された液タブがおすすめ
そこで、フルラミネーション加工(ダイレクトボンディング加工)が施されているかを確認しましょう。
フルラミネーション加工が施された液タブは、カバーガラスとディスプレイの間の空気層がなく、視差が少なく抑えられています。

そのため、ペン先と描いた線がズレにくく、よりアナログに近い感覚で描けます。
広色域な液タブを選ぼう
ディスプレイの色の再現性は、イラストを描く上で重要な要素といえます。
液タブの色域が狭いと、制作する作品の見栄えや、印刷時における色に誤差が生じてしまいます。
そのため、より忠実な色表現で絵を描きたい場合は、広色域ディスプレイを搭載した液タブを選びましょう。
sRGB 99%相当以上がおすすめ
液タブを選ぶ際は色域のカバー率が下記いずれかに該当するモデルで選ぶのがおすすめです。
- sRGB 99%以上
- Adobe RGB 90%以上
- DCI-P3 90%以上
- NTSC 72%以上

これくらいのカバー率であれば、快適にイラスト制作をするうえで十分な色域といえます。
対応OSを確認しよう
ペンタブを選ぶ際は、必ず対応しているOSについても確認しましょう。
特に、スマホに接続してイラストを描きたい場合に重要です。
Windowsの場合はほとんどのペンタブで対応しています。
しかし、Androidなどは対応していないこともよくあります。

ペンタブを買う際に、必ずチェックしておきましょう。
まとめ:最適なペンタブとペイントソフトを手に入れ、快適にイラストを描こう!

今回は、おすすめのペンタブレットを紹介し、ペンタブの選び方についても解説しました。
XPPenやHUIONのペンタブであれば、比較的リーズナブルな価格で買えるかと思います。

初心者が初めて買うペンタブとしても、安くて使いやすくおすすめです。
一方、Wacomのペンタブは率直に言って、決して安くはないです。
しかし、プロにこれだけ利用され続けているのには、それなりの理由があります。
日本企業の製品であり、長年培ってきた実績から信頼性が高いのです。
ペンタブは長時間にわたって使用することもある、イラスト制作では非常に重要な機材です。

安さをとるか信頼性をとるか、一度天秤にかけてみてください。
あなたにとって最適なペンタブとペイントソフトを手に入れ、快適にイラストを描けるようにしましょう!
ちなみに以下の記事で、使いやすくておすすめのペイントソフトを紹介しています。
こちらもぜひ参考にご覧ください。
»ペイントソフトのおすすめはこれ!お絵描きツール比較【無料/有料】