フリーゲーム実況は許可が必要?【禁止の場合もあるので注意】
フリーゲームを実況しようと思っています。
僕は動画投稿者・配信者として健全に活動していきたいです。
そのためにも、フリーゲームを実況に使うときの注意点を教えてほしいです!
こんな悩みを解決します。
この記事の内容
- フリーゲームとはどんなもの?
- フリーゲームにも著作権がある
- フリーゲーム実況をする時に確認すべきもの
- フリーゲーム実況について何も記載がない場合はどうすべき?
さてこの記事では、これからフリーゲーム実況をする方に向けて「フリーゲームを実況する時の注意点」について解説します。
フリーゲームにも当然「制作者(著作者)」が存在し、各自で利用規約を定めている場合があります。
利用規約を守らずに実況動画に利用してしまうと、トラブルが発生するリスクがあります。
また最悪の場合は、フリーゲーム制作者の方に訴えられる可能性も十分に考えられます。
あなたはこの記事を読み、適切・健全にフリーゲーム実況を楽しみましょう!
フリーゲーム実況は許可が必要?【禁止の場合もあるので注意】
下記の順で解説します。
- フリーゲームとはどんなもの?
- フリーゲームにも著作権がある
- フリーゲーム実況をする時に確認すべきもの
- フリーゲーム実況について何も記載がない場合はどうすべき?
それでは順番に見ていきましょう。
フリーゲームとはどんなもの?
フリーゲームとは、無料で遊べるコンピュータゲームのことです。
配布形態はさまざまで、主に下記のようなフリーゲームがあります。
- PCにダウンロードして遊べる「ダウンロードゲーム」
- ブラウザ上で遊べる「ブラウザゲーム」
- スマホにダウンロードして遊べる「スマホアプリ」
ちなみに「フリーゲーム」は、「フリゲ」「フリゲー」「フリーウェア」と言うこともあります。
この記事では「フリーゲーム」という呼称で統一して解説していきます。
※ちなみに「フリーソフトウェア」は、上記で列挙した4つとは全く異なるものなので注意が必要です。
フリーソフトウェアは、利用者が自由に使用・複製・改変・再配布などを行えるソフトウェアのことです。
フリーゲームにも著作権がある
フリーゲームには、必ず「制作者(作った人)」が存在します。
制作者の形態もさまざまで下記のような場合があります。
- 1人で制作している個人(個人・個人サークル)
- 複数の人物で制作しているチーム(サークル)
- 企業(会社)
基本的にフリーゲームには上記の「制作者」に著作権があります。
フリーゲームにおける著作権とは、フリーゲームの著作者が「複製・翻訳・放送・上演など」を独占できる権利のことです。
つまり、そのフリーゲームの著作者ではないあなたは、著作者に許可なく「複製・翻訳・放送・上演など」を行ってはいけません。
さらに噛み砕いて言うと、著作者(フリーゲーム制作者)の許可・了承なく実況に使ってはいけないということです。
なお、著作権についてとても分かりやすくまとめられている他サイトがあります。
そのページを紹介しておきます。
外部サイト参考文献»①著作権とはどんな権利?|学ぼう著作権|KIDS CRIC
フリーゲーム実況をする時に確認すべきもの
次に、フリーゲーム実況をする時に確認すべきものを解説します。
確認すべきものは下記のとおりです。
- Readme(リードミー・説明書)
- フリーゲーム掲載ページの説明文
- フリーゲーム制作者のWebサイト
それでは順番に解説します。
確認すべきもの①:Readme(リードミー・説明書)
Readmeとは、ゲームにかかわる説明書のことです。
Readmeには多くの場合、下記のことが書かれています。
- ゲームの概要
- ゲームの操作方法
- ゲームの利用規約
- ゲームの著作権について
- ゲームの利用における免責事項
- ゲーム制作者の連絡先
この中でも、フリーゲーム実況をする際、特に確認すべき事項は下記のとおりです。
- ゲームの利用規約
- ゲームの著作権について
- ゲームの利用における免責事項
- ゲーム制作者の連絡先
ゲームの利用規約
フリーゲーム実況をする際、最も注意して確認しないといけないものが利用規約です。
ゲームの利用規約には多くの場合、ゲームを利用する際のルール(約束事・注意事項)が書かれています。
この利用規約が守れない場合、原則としてそのフリーゲームを実況に使ってはいけません。
ゲームの著作権について
ゲームの著作権には多くの場合、ゲームやゲームに関わるコンテンツの著作権について記載されています。
多くの場合、ゲームの著作者が誰であるか書いてあるはずです。
ゲームの利用における免責事項
ゲーム利用における免責事項には多くの場合、下記のことが書かれています。
「このゲームでなんらかのトラブルが起きたとしても作者は責任を負いません。」
つまり、ゲームの利用においてトラブルが発生しても利用した人の自己責任であるという内容が書かれています。
ゲーム制作者の連絡先
ゲーム制作者の連絡先には、ゲームを制作した人・ゲームを管理している人の連絡先が記載されています。
多くの場合「メールアドレス」「メールフォームのURL」が記載されていると思います。
「実況をする際は連絡が必要」とされている場合、原則としてこちらの連絡先に確認をとることになります。
確認すべきもの②:フリーゲーム掲載ページの説明文
Readmeだけでなく、フリーゲーム掲載ページに利用規約が記載されていることもあります。
フリーゲーム掲載ページに利用規約が書かれている場合、原則その内容にしたがいましょう。
補足:フリーゲーム掲載ページの種類について
ちなみに、フリーゲーム掲載ページには主に2つの形態があります。
- ゲーム制作者のWebサイト(ホームページ)
- フリーゲーム投稿サイト
(例:ふりーむ!、RPGアツマール、PLiCy、フリーゲーム夢現など)
あなたがフリーゲームを探す場合、おそらく後者の「フリーゲーム投稿サイト」を利用することが多いと思います。
ですが、フリーゲーム投稿サイトはあくまで、各フリーゲーム制作者がフリーゲームを持ち寄って掲載するためだけのサイトです。
原則として、利用規約は各制作者によって異なるため、同じサイト上に掲載されているからといって、すべて同じ利用規約であると考えてはいけません。
また、フリーゲーム実況動画でよくあるミスとして、下記のような状況を目にします。
今回は【フリーゲーム投稿サイト】さんのフリーゲームを遊んでいきたいと思います!
動画概要欄にゲームページのリンクも貼ってあるので、興味がある人は遊んでみてね!
ゲームページのリンク:【フリーゲーム投稿サイト】(https://~~~/top/)
何が言いたいかというと、【フリーゲーム投稿サイト】はゲームの制作者ではないということです。
しかもこれではゲームリンクも適切に貼れていません。
これでは単に【フリーゲーム投稿サイト】のTOPページを貼っているだけになってしまっています。
なので、ゲーム紹介URLを貼るときは必ず「ゲームがすぐにダウンロードもしくはプレイできるページ」のURLを貼りましょう。
もし作者側で何らかの指定がある場合は、それに従ってURLを記載するようにしてください。
確認すべきもの③:フリーゲーム制作者のWebサイト
Readmeとフリーゲーム掲載ページ、両者いずれにも利用規約の記載がない場合は、フリーゲーム制作者のWebサイト・Twitterを確認しましょう。
WebサイトやTwitterにフリーゲームの利用上の注意点を記載されている方もいます。
フリーゲーム実況について何も記載がない場合はどうすべき?
どこにもフリーゲーム実況への利用について取り決めなどの記載がない場合は、フリーゲーム制作者の連絡先に直接確認をとりましょう。
ちなみに確認のメール等を送っただけでは許可をとったことにならないので注意です。
確認のメール等を送り、返信でOKがもらえたときに初めて許可をとったといえるのです。
面倒に感じるかもしれませんが、著作権があるのでフリーゲーム制作者に無断で実況を行ってはいけません。
勝手に実況することで最終的に損することになるのは「実況するあなた」です。
まとめ:フリーゲーム実況をする時は必ずReadmeを確認・利用規約を守ろう!
以上が「フリーゲームを実況する時に許可は必要なのか?フリーゲーム実況をする時の注意点」の解説でした。
フリーゲームは無料で利用できるからなのか、フリーゲーム制作者(著作者)の権利が軽視されがちです。
実際に私の制作したフリーゲームにおいても、利用規約を守らずに実況に利用しているケースを少なくない数で確認しています。
また、実況ではありませんが私の制作した『Myosotis ミオソティス』というゲームが、Steamで勝手に販売されてしまい被害を受けたこともあります。
さすがに金銭が絡んでいるので、当時は本気で訴訟でも起こそうかと思いました。
1つのフリーゲームを制作するのにも何時間~何年と時間や労力がかかっています。
そして、PC・機材・ソフト・画像・音楽・その他素材など、お金をかけてゲームは作られています。
フリーゲームだからといって決して軽視はせず、適切に利用しなければいけません。
あなたはルールを守って、安全・適切・健全にフリーゲーム実況をお楽しみください!
実況できるフリーゲームを探しているあなたへ
下記記事でおすすめのフリーホラーゲームをまとめました。
ゲーム実況でもホラーゲームは定番のジャンルです。
»怖いフリーホラーゲームおすすめ20選【PCで無料で遊べる!】
私もフリーゲームや有料ゲームを10作品以上公開しています。
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