ゲーム制作に必要な開発環境【歴10年の筆者が解説】

2020/5/4ゲーム制作,創作

ゲーム制作に必要な開発環境【歴10年の筆者が解説】
悩んでいる人

ゲーム制作がしたい!
でも、どんな開発環境を準備すればいいんだろう?
ゲーム開発に必要な開発環境を教えてほしい!

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

  • ゲーム開発環境①:ゲームエンジン の紹介
  • ゲーム開発環境②:プログラミング言語 の紹介
  • ゲーム開発環境③:PC(パソコン)と必要スペック の紹介
  • ゲーム開発環境③:ゲーム開発を便利にするツール の紹介
  • ゲーム開発の流れ を解説

本記事の信頼性

ドッド工房の自己紹介
ドッド工房(@AtelierDodd

この記事を書いた私は、ゲーム制作歴10年くらいです。
制作した自作ゲームは26万回以上プレイしていただいており、ゲームコンテストでは5回以上受賞しています。
また、ゲーム制作イベントの講師経験もあります。

さて、今回は「ゲーム制作に必要な開発環境」を解説します。

ゲームを作るには、まず開発環境を十分に整える必要があります。

開発環境は4つの要素に分類されます。

  • ゲームエンジン(UnityやUnrealEngine)
  • プログラミング言語(C#やC++)
  • PC(スペック)
  • ツール(3DCGモデリングソフトやペイントソフトなど)

これらの要素を準備することで、快適にゲーム開発をするのが可能になります。

たとえ技術力や発想力があっても、開発環境が整っていなければ良いモノは制作できません。
それだけ開発環境を整えるのは重要です。

それでは、それぞれどんなものを使えばいいのか順番に解説していきます。

ゲーム制作に必要な開発環境【歴10年の筆者が解説】

ゲーム制作に必要な開発環境【歴10年の筆者が解説】

ゲーム制作に必要な環境を、下記の順番で解説していきます。

  1. ゲームエンジン
  2. プログラミング言語
  3. PC(パソコン)と必要スペック
  4. ゲーム開発を便利にするツール

そして最後に、実際の「ゲーム開発の流れ」も紹介します。

この記事のとおり準備すれば、あなたもゲーム開発が可能になります。
なので安心して読み進めてくださいね。

ゲーム開発環境①:ゲームエンジン

ゲーム開発環境①:ゲームエンジン

はじめに、ゲーム開発に必要なゲームエンジンを紹介します。

そもそもまず、ゲームエンジンとは?

ゲームエンジンとは、コンピュータゲームのソフトウェアにおいて、共通して用いられる主要な処理を代行し効率化するソフトウェアの総称である。
ゲームエンジンは映像や音のリアルタイム処理をしていることもあり、インタラクティブアートなどの分野でも使われることもある。

「ゲームエンジン – Wikipedia」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
最終更新 2020年4月17日 (金) 21:10 UTC
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3

つまり…

ゲームエンジンは、ゲーム開発を効率よく行えるために作られた、ソフトウェアの集合体のことです。

このゲームエンジンが無い場合。
一からプログラミングをしないといけなくなるため、ゲーム開発に膨大な時間・労力がかかります。

正直これでは、プログラマーでないとゲームが作れません。

なので、現在ゲーム開発を行っている方は、ほぼ必ずゲームエンジンを使用しています。

さて、そんなゲームエンジンにもいくつか種類があります。

現在、主流になっているゲームエンジンは下記2つです。

  • Unity(ユニティ)
  • UnrealEngine(アンリアル・エンジン)

次の紹介文を読んで、どちらを使用するか選んでください。

ゲームエンジン①:Unity(ユニティ)

ゲームエンジン①:Unity(ユニティ)

Unity(Unity3D)は、ユニティ・テクノロジーズが開発したゲームエンジンです。

100万人以上の開発者がUnityを利用しています。
現在最も利用されているゲームエンジンと言っても過言ではありません。

あの有名な『ポケモンGO』などのゲームタイトルにも利用されています。

Unityの機能

  • 2DCGゲームと3DCGゲームの開発
  • PCに対応したゲームの開発(Windows・Mac・LinuxなどのOS向け)
  • スマホ(Android・iOS)に対応したアプリの開発
  • 家庭用ゲーム機に対応したゲーム開発

他にもVRなどの様々なプラットフォームに対応したゲームを作れます。

Unityで開発に使用できるプログラミング言語は、現在は「C#」一択になりました。

プログラミングの知識があまりなくても、簡単にゲームを作れてしまう優れものです。
しかも、Unityに関する知識やノウハウは、書籍だけでなくネット上で提供されています。

ゲーム開発が初心者の方でも、学習難易度の高くない・扱いやすいゲームエンジンといえるでしょう。

個人開発者は、過去12ヵ月の収益・調達資金が10万米ドル以下ならUnity Personalのライセンスで無料で使えます。

※2020年5月4日時点の情報です。詳しくは公式サイトをご覧ください。

▼公式サイト

ゲームエンジン②:UnrealEngine(アンリアル・エンジン)

ゲームエンジン②:UnrealEngine(アンリアル・エンジン)

Unreal Engineは、Epic Gamesが開発したゲームエンジンです。

フォトリアル(リアルなグラフィック)表現が可能な点が特徴です。

あの有名な『フォートナイト』などのゲームタイトルにも利用されています。

UnrealEngineの機能

  • 2DCGゲームと3DCGゲームの開発
  • PCに対応したゲームの開発(Windows・Mac・Linux・SteamOSなどのOS向け)
  • スマホ(Android・iOS)に対応したアプリの開発
  • 家庭用ゲーム機に対応したゲーム開発

他にもVRなどの様々なプラットフォームに対応したゲームを作れます。

UnrealEngineで開発に使用できるプログラミング言語は「C++」です。

こちらもプログラミングの知識があまりなくても、ゲームが作れてしまう優れものです。
Unityと比べると、Unreal Engineに関するノウハウや知識は多くありません。
ですが利用者も増えていくので、情報も今後増えていくことが期待できます。

リアルでハイエンドなゲームを作りたい方ほど、使えば損しないゲームエンジンといえるでしょう。

▼公式サイト

ゲーム開発環境②:プログラミング言語

ゲーム開発環境②:プログラミング言語

次に、ゲームを開発するために使用するプログラミング言語を紹介します。

今回は前述で紹介したゲームエンジン「Unity」と「UnrealEngine」で利用できる言語のみ紹介します。

  • Unityを使用する場合→「C#」を勉強する
  • UnrealEngineを使用する場合→「C++」を勉強する

上記のとおり、使用する環境によって学ぶべき言語は異なります。

C#(C Sharp)

C#(シーシャープ)は、アンダース・ヘルスバーグが設計したプログラミング言語です。

ゲームエンジン「Unity」で使用できます。

C#の特徴

  • オブジェクト指向型言語
  • 「C++」と「Java」の利点を兼ね備えている
  • 学習難易度が低い

ちなみに「オブジェクト指向」とは、複数のパーツを作成・組み合わせ、プログラムを組むという手法のことです。

C++(シープラスプラス)

C++(シープラスプラス)は、ビャーネ・ストロヴストルップが設計したプログラミング言語です。

ゲームエンジン「Unreal Engine」で使用できます。

C++の特徴

  • 手続き型とオブジェクト指向を兼ね備えた言語
  • C言語と互換性がある
  • 学習難易度はやや高め

ちなみに「手続き型」とは、複数の命令をまとまりにした「手続き」を順番に組んでプログラムを作成する手法のことです。

プログラミングの学習方法

プログラミングの学習方法

前述で紹介した「C#」「C++」を学習する方法を紹介します。

「C#」においては、下記サイトを使えばOKです。


「C++」においては、下記サイトを使えばOKです。

ゲーム開発環境③:PC(パソコン)と必要スペック

ゲーム開発環境③:PC(パソコン)と必要スペック

ここまでで、ゲームエンジンとそれぞれに使えるプログラミング言語を紹介してきました。

しかし、ゲームエンジンを動作させ、プログラミングを行うためにはPC(パソコン)が必要です。

「Unity」や「UnrealEngine」を快適に動作させるためには、下記程度のPCスペック環境が必要になります。

  • プロセッサー(CPU):「Intel Core i5」程度以上 (※第8世代以降のモデル)
  • メモリ(RAM):16GB以上
  • グラフィックス(GPU):GeForce「GTX 1650」程度以上
  • ROM:SSDで240GB以上

ゲーム開発にオススメのPCは、下記記事で詳しく紹介しています。
参考»失敗しないPCとその選び方【快適で自由な個人ゲーム制作を】

ゲーム開発環境③:ゲーム開発を便利にするツール

ゲーム開発環境③:ゲーム開発を便利にするツール

ゲームエンジンがあれば、とりあえず最低限はゲームを作れる環境にはなっています。
しかし、あくまで「最低限」です。

ご存じのとおり、ゲームは総合芸術です。
2DCG・イラスト・ドット絵・3DCG・音楽・効果音など、さまざまな要素を組み合わせてゲームを作成します。

ゲーム制作においては、各種要素のデータのことを「素材」という言い回しで表現します。

その「素材」を作成するためには、ツール(ソフトウェア)が必要になります。

素材を作成するためにどんなツールを使えば良いか解説します。

2DCG・イラスト・ドット絵を作成できるツール

2DCG・イラスト・ドット絵を作成できるツール

2DCG・イラスト・ドット絵を描く際は、ペイントツール(ペイントソフト)を使います。

ペイントソフトにもさまざまな種類があり、この記事で紹介するとなると長くなりすぎてしまいます。
そこで、下記記事でおすすめのペイントツールを紹介しましたので参考にしてください。

参考»ペイントソフトのおすすめはこれ!お絵描きツール比較【無料/有料】

3DCGを作成できるツール

3DCGを作成できるツール

3DCGを作成する場合は、3DCGモデリングツール(3DCG作成ソフト)を使います。

こちらも書ききれないので、別で記事を用意しました。

参考»【簡単に使える】3DCGモデリングソフト【初心者にオススメ】

その他、音楽や効果音なども必要です。

ですがすみません。
私はあまり音楽作成について詳しくないので、安易に紹介するのは控えます。

私の場合は、フリー素材をお借りしたり、作成を依頼をしたりして済ませています。

参考»ゲーム制作の作業や素材作成を依頼する方法【手軽・格安で委託も!

ゲーム開発の流れ

ゲーム開発の流れ

さて、ここまででゲーム開発の環境は整いました。

あとは実際にゲームを制作するだけです。
しかし、初心者の方だと「どういった流れで制作すれば良いのか」まだよく分からないと思います。

何事も最初は流れをつかむのが大事ですよね。

そこで、ゲーム開発の流れについて記事を用意しました。

ゲーム開発を始める前にざっと流し読みしてください。
参考»ゲーム制作の流れ【個人制作の場合】

まとめ:開発環境を整えてさっそくゲームを制作しよう!

まとめ:開発環境を整えてさっそくゲームを制作しよう!

以上が「ゲーム制作に必要な開発環境」の解説でした。

ゲーム開発に必要な環境をそろえたら、さっそくゲーム制作に取り掛かりましょう!

正直なところ、開発環境を整えるのはまだ序の口です。
ゲームを制作するためには、さまざま要素を学んで実践していく必要があります。

ゲームを遊ぶのは結局のところ「人」です。
「人」に楽しんでもらえるゲームを作れて、そこで初めて「ゲーム開発者」といえるのです。

お互い頑張っていきましょう!

こちらの記事もあわせてどうぞ!

UnityやUnreal Engine 4の使い方、ゲームシナリオの作り方が学べる本を下記記事で紹介しました。
これからゲームを作る方は、本を読んで効率的にスキルを身に着けましょう。

»【厳選】ゲーム制作におすすめの本3冊【初心者向け】


下記記事ではゲームの作り方を徹底解説しました。
これからゲームを作る方はチェックしてみてください。

»ゲームの作り方【初心者向け・個人制作に必要な知識を解説】

今回は以上です。