RPGツクールMV/MZで覚えるべきイベントコマンド【初心者向け】
僕はRPGツクールMV/MZはまだ初心者。
正直何から覚えればいいのかわからない。
イベントコマンド?っていうやつがたくさんあって使い方が分からない。
ゲームを作るために最低限覚えるべきイベントコマンドを教えてほしい!
こんな悩みを解決します。
この記事の内容
- RPGツクールMV/MZで初心者が最低限覚えておくべきイベントコマンドの解説
RPGツクールMV/MZを使い始めたばかりの初心者の方は、正直分からないことだらけですよね。
ゲームの処理を書くための「イベントコマンド」もいっぱいあって、何を使えばいいのかわからないと思います。
そこで、ゲームを作るために最低限必要なイベントコマンドだけを厳選して解説します。
例えば、脱出ゲーム・アドベンチャーゲーム・RPGなら、今回紹介するイベントコマンドだけで簡単に作れるようになりますよ!
ちなみにこの記事を書いた私は、RPGツクール使用歴10年以上です。
12作品以上公開しており、RPGツクールに関してはある程度知識があります。
なので安心して読み進めてください。
この記事を読めば、あなたはRPGツクールMV/MZの使い方の基礎を知ることができ、ゲームを作れるようになりますよ!
- 1. RPGツクールMV/MZで覚えるべきイベントコマンド【初心者向け】
- 1.1. イベントコマンド「文章の表示」の使い方
- 1.2. イベントコマンド「選択肢の表示」の使い方
- 1.3. イベントコマンド「スイッチの操作」の使い方
- 1.4. イベントコマンド「変数の操作」の使い方
- 1.5. イベントコマンド「条件分岐」の使い方
- 1.6. イベントコマンド「注釈」の使い方
- 1.7. イベントコマンド「場所移動」の使い方
- 1.8. イベントコマンド「移動ルートの設定」の使い方
- 1.9. イベントコマンド「ピクチャの表示」の使い方
- 1.10. イベントコマンド「ピクチャの移動」の使い方
- 1.11. イベントコマンド「ピクチャの消去」の使い方
- 1.12. イベントコマンド「ウェイト」の使い方
- 1.13. イベントコマンド「BGMの演奏」の使い方
- 1.14. イベントコマンド「SEの演奏」の使い方
- 2. まとめ:初心者は作りながらイベントコマンドに慣れましょう
RPGツクールMV/MZで覚えるべきイベントコマンド【初心者向け】
RPGツクールシリーズは「イベントコマンド」を組み合わせることでゲームの処理を記述できます。
つまり、RPGツクールでゲームを作るには「イベントコマンド」を覚える必要があります。
上記画像の通り、 イベントコマンドは沢山あります。
でも、すべてを覚える必要はありません。
なので最低限必要なイベントコマンドだけを、ゲームを作りながら順番に覚えていきましょう。
なので、まずは簡単なゲームを1作品を作っていく過程で慣れていけば大丈夫です。
それではさっそく、最低限ゲームを作るのに必要なイベントコマンドを解説します。
覚えるべき優先度もご紹介しますので、まずはそのイベントコマンドから習得していきましょう。
イベントコマンド「文章の表示」の使い方
このイベントコマンドでは、文章の記述と文章ウィンドウの表示ができます。
主な用途は下記のとおりです。
- 操作方法の説明
- キャラクターのセリフ
- 物を調べたときに出る説明
- スタッフロール(クレジット表記)
使用頻度が大変多いイベントコマンドです。
このイベントコマンドは、絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「選択肢の表示」の使い方
このイベントコマンドでは、選択肢の作成と選択肢ウィンドウの表示ができます。
主な用途は下記のとおりです。
- 質問に対する「はい/いいえ」
- アイテムを「取る/取らない」
- ボタンを「押す/押さない」
脱出系のゲームだと特に使用頻度が多いコマンドです。
これも絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「スイッチの操作」の使い方
このイベントコマンドでは、スイッチのON/OFFの切り替えができます。
スイッチとは、簡単に言うと処理が完了した記録として残しておくものです。
「スイッチがONになっていたら2度目の処理はしない」等の場合分けの際に使用します。
主な用途は下記のとおりです。
- アイテム入手
宝箱からアイテムを手に入れたらONにする→ONになっていたら宝箱の中身を空っぽにする - アイテム使用
扉の鍵を開けたらONにする→ONになっていたら扉が開くようにする - フラグ管理
敵が登場したらONにする→ONになっていたら敵が部屋を歩き回るようにする
スイッチも非常に使用頻度が高いです。
これも絶対に覚えておいた方が良いです。
正直、これがないとゲームは作れません。
イベントコマンド「変数の操作」の使い方
このイベントコマンドでは、変数(数値を入れておく箱)の操作ができます。
変数はゲーム上のデータを記録したり、取得したりするときに使います。
「変数の値が2以上なら他の文章を表示する」等の場合分けの際にも使用します。
主な用途は下記のとおりです。
- プレイヤーの位置の取得(座標の取得)
- 物を調べた回数のカウント
- ランダム演出
変数はゲームを作る際に非常に重要なものです。
絶対に覚えておいた方が良いです。
変数が使えると何でも作れるようになりますよ!
イベントコマンド「条件分岐」の使い方
このイベントコマンドでは、場合分けができます。
スイッチや変数と一緒に使うことが多いです。
絶対に覚えておいた方が良いです。
正直これがないとゲームになりません。
イベントコマンド「注釈」の使い方
このイベントコマンドでは、処理の途中に作者専用のメモを入れることができます。
このメモは実際にゲームを遊ぶ際には表示されません。
ゲームのイベントを記述する際に、作者が後で読むのを分かりやすくするために使います。
覚えなくてもゲームは作れますが、後からゲームを修正するときに何が書いてあるのかが分かりやすくなります。
使わなくてもゲームは作れますが、圧倒的にゲームが作りやすくなります。
なので覚えておいて損はないです。
イベントコマンド「場所移動」の使い方
このイベントコマンドでは、プレイヤーを指定したマップに瞬時に移動させることができます。
例えばドアの先に行ったら、別のマップに移動させるというときに使います。
ほぼ必ずゲームに使用します。
絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「移動ルートの設定」の使い方
このイベントコマンドでは、キャラクターを移動させることができます。
左に3歩、上に1歩などのように指定します。
ほぼ必ずゲームに使用します。
イベントシーンを作る際に重要です。
絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「ピクチャの表示」の使い方
このイベントコマンドでは、イラストなどの画像を表示できます。
主な用途は下記のとおりです。
- キャラクターの立ち絵
- 調べた物の主観表示(一人称で見ているように表示)
ピクチャはゲームの見た目をよくするためにも大変重要です。
大げさではなくゲームの表現の幅が広がります。
絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「ピクチャの移動」の使い方
このイベントコマンドでは、表示したピクチャを移動させたり、ゆっくり表示/非表示したりできます。
ピクチャを使うなら覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「ピクチャの消去」の使い方
このイベントコマンドでは、表示したピクチャを消去できます。
ピクチャを使うなら必ずセットで覚える必要があります。
絶対に覚えておいたほうがいいです。
イベントコマンド「ウェイト」の使い方
このイベントコマンドでは、処理の間に何も処理しない時間を設定できます。
用途は下記のとおりです。
- セリフAとセリフBの表示に間をおく
- 効果音Aと効果音Bの再生に間をおく
- 繰り返し処理(ループ処理)の負荷の軽減ために入れる
特にゲームの演出を作る時に必須になります。
絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「BGMの演奏」の使い方
このイベントコマンドでは、BGM(音楽)を再生できます。
ゲームに音楽はほぼ必ず必要かと思います。
絶対に覚えておいた方が良いです。
イベントコマンド「SEの演奏」の使い方
このイベントコマンドでは、SE(効果音)を再生できます。
ゲームに効果音はほぼ必ず必要かと思います。
絶対に覚えておいた方が良いです。
まとめ:初心者は作りながらイベントコマンドに慣れましょう
以上が「RPGツクールMV/MZでゲームを作るために最低限覚えておくべきこと」です。
ここで紹介したイベントコマンドを使えば、初心者の方でも脱出ゲーム等の簡単なゲームが作れます!
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