ゲーム制作が趣味だと人生はこう変わる【15年続けた筆者の経験談】


ゲーム制作を趣味にすると何か変わりますか?
どういうメリットやデメリットがあるのでしょうか?
こういった疑問にお答えします。
この記事の内容
- ゲーム制作を趣味にしたことで生じたデメリット
- ゲーム制作を趣味にしたことで生じたメリット

さて今回は、ゲーム制作を趣味にしたら、人生がどう変わるのかについてのお話です。

15年以上ゲーム開発を続けている私、ドッド工房の経験に基づいてお伝えします。
ちなみに、ゲーム制作を趣味にすると、大げさではなく見える世界が変わります。
もし、あなたも趣味でゲーム制作を始めたいと考えているなら、当ブログの記事を参考にどうぞ。
この記事を読めば、趣味でゲーム制作を始める意義について知ることができます。
そして読み終える頃には、あなたはゲーム制作を趣味にしたくなることでしょう。
ゲーム制作を趣味にして生じたデメリット

まずは、ゲーム制作を趣味にして生じたデメリットからお伝えします。
以下のとおりです。
- ゲームを純粋な気持ちで楽しめなくなった
- 疲れ目が悪化した
- 体力が少し落ちた
順番にお伝えします。
デメリット①:ゲームを純粋な気持ちで楽しめなくなった
私はゲーム制作を趣味にしてから、ゲームを純粋な気持ちで楽しめなくなりました。
ゲームを遊んでいると、以下のように考えてしまうようになったからです。
- このゲームの処理はどうやって実装しているのだろう?
- このマップの作り方なら、きっと壁抜けできるだろうな
- この操作の後にこのボタン押すとなんかバグを起こせそう
こんな感じで、ゲーム開発者の目線でゲームを遊んでしまうのです。
もちろん、純粋な気持ちで楽しめなくなっただけで、完全に楽しめなくなったわけではありません。

ゲームを遊ぶのは今でも十分に楽しいです。
しかし、以前よりも純粋な気持ちでゲームを楽しめなくなったのは、ちょっとしたデメリットといえるでしょう。
デメリット②:疲れ目が悪化した
私はゲーム制作を趣味にしてから、疲れ目が悪化しました。
ゲーム開発時は、モニターと長時間にらめっこすることになるからです。
ドライアイにもなっており、もう目薬なしでは生きていけません。
目薬がないと、もう目がしょぼしょぼになって開けていられないのです。

実際、目薬が1週間に1個のペースで減っていきます。
一般的には、やや使いすぎかもしれませんね。
また、視力も落ちてしまって、眼鏡やコンタクトが無いと生活できません。
これはもうゲーム制作に限らず、PCで長い時間作業する者の定めともいえます。
デメリット③:体力が少し落ちた
私はゲーム制作を趣味にしてから、少し体力が落ちました。
PCの前でずっと座って作業しているわけなので、当然体力は落ちますよね。
もともと私は、剣道と柔道をしていたのですが、もうあの頃の体力は残っていません。

おそらく2時間も稽古したら、バテてしまうことでしょう。
一応、もう一つの趣味であるハイキングで、何とか体力を保っている状態です。
きっとゲーム制作だけをずっと続けるような生活では、ガクッと体力を落としてしまうことでしょう。
ゲーム制作を趣味にして生じたメリット

次に、ゲーム制作を趣味にして生じたメリットをお伝えします。
以下のとおりです。
- 承認欲求が満たされた
- 人との交流が生まれた
- 日常に新たな価値を見い出せるようになった
- ゲームの構造が理解できるようになった
- お金を稼げた
順番にお伝えします。
メリット①:承認欲求が満たされた
私はゲーム制作を趣味にして、承認欲求のようなものが満たされています。
個人ゲーム開発は、言うならば自己表現の手段の一つです。
制作したゲームが人々に認められることで、自分にはまだ価値があるのだと思えるようになります。
ゲームコンテストで受賞も果たせば自信もわいてきます。

実際に私は、ゲームコンテストに参加して7回以上受賞しており、上記のことを経験しています。
そして何より、誰かに自作ゲームで遊んでもらえると、うれしい気持ちになります。
「楽しかった!」「面白かった!」などと言ってもらえると、心がふっと温かくなるような気分になるのです。
このように、ゲーム制作を趣味にするとあなたの心は満たされていきます。
仕事や勉強で上手くいっていない方、伝えたいことを伝えられないもどかしさを感じている方へ。
ゲーム制作を趣味にするのは、あなたにうってつけですよ。
メリット②:人との交流が生まれた
私はゲーム制作を趣味にして、人との交流が生まれました。
自作ゲームを遊ぶ人との交流、ゲーム制作を趣味にしている人との交流、そのほかクリエイターの方との交流です。
会社や学校では得られないような繋がりが生まれるわけです。
趣味をきっかけに出会う人たちとの交流は、あなたの人生をいっそう豊かにしてくれます。

実際に私は、XなどのSNSで交流を持っています。
長い付き合いの方もおり、実際にお会いして一緒に遊びに行くこともあります。
このとおり、ゲーム制作は人との交流を持つきっかけにもなります。
仕事上の人間関係だけでなく、もっと他の人間関係を築きたい方へ。
ゲーム制作を趣味にすれば、きっと実現できますよ。
メリット③:日常に新たな価値を見い出せるようになった
私はゲーム制作を趣味にしてから、何気ない日常のシーンに価値を発見できるようになりました。
「この場面はゲームに利用できるかもしれない」と考えるようになったのです。
例えば、以下のように。
- この波の音、録音しておけばゲームの効果音として使えそう!
- このコンクリートを撮影しておけば、ゲーム用3DCGのテクスチャに使えるかも!
- このカフェの雰囲気良いなあ。ゲームの舞台として参考にしよう!
- 友達と旧隧道に行くこのシチュエーション、ゲームのオープニングに使えるかも!
- ファミレスにいた隣の客の会話が面白かったなあ。ゲームのセリフの参考にさせてもらおう!
- このニュース、ゲームの題材に使えそう!
こんな感じで、街を歩くのも、外食するのも、ハイキングに行くのも、旅行をするのも――
日常のすべてがゲームに使えないかな?と考えるようになり、ワクワクに変わります。

つまり、物事のとらえ方や感じ方が変わり、今までとは違う日常が送れるようになるのです。
何気ない日常をもっと違った角度で楽しみたいあなたにも、ゲーム制作を趣味にするのはおすすめといえます。
メリット④:ゲームの構造が理解できるようになった
私はゲーム制作を趣味にしてから、遊んでいるゲームがどういった処理をしているのかを理解できるようになりました。
処理のされ方が理解できていると、ゲームの上達が早くなったり、攻略法やバグ技を発見しやすくなります。
つまり、普通とは違った見方でゲームを楽しめるようになり、より深く理解できるようになったりします。

悪く言えば、「ゲームを純粋な気持ちで楽しめなくなった」とも言えます。
前述のデメリットでも挙げたとおり、ゲーム開発者の目線でゲームを遊んでしまうというわけですからね。
しかし、これはデメリットでもあり大きなメリットでもあります。
ゲーム開発をしていなかった頃には知りえなかった、そのゲームの秘密や凄さを発見できるからです。
ゲームについてより理解を深めたいなら、ゲーム制作を趣味にするのは一つの手段といえます。
メリット⑤:お金を稼げた
私はゲーム制作を始めてから、しばらくしてお金を稼げるようになりました。
実際、以下のようにゲーム制作で収入を得てきました。
- ゲーム開発を人に教える講師のお仕事
- Google Playにおける広告付きゲームアプリのリリース
- 自作ゲームの販売 など
具体的な金額を書くのはやめておきますが、高性能なPCを複数台は全然買えるくらい稼ぎました。

今でも自作ゲームの販売は続けており、毎月売り上げも発生し続けています。
このように、ゲーム制作を趣味にすればお金を稼ぐことも可能です。
趣味で稼ぐのは、多くの方にとって理想的なことでしょう。
自分の好きなことで生きていけたら、きっと幸せなはずです。
しかし、個人ゲーム開発で稼ぐのは、決して簡単なことではありません。
相応のスキルが必要ですし、戦略的にやらなければいけないことも色々あります。
そのことについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
»ゲーム制作で稼ぐ4つの方法と必要スキル【個人開発を副業にしよう】
ゲーム制作を趣味にしてお金も稼ぎたい場合は、ぜひ参考にどうぞ。
まとめ:あなたもゲーム制作を趣味で始めてみませんか?

以上が、15年以上ゲーム制作を続けている私の経験に基づいた、ゲーム制作を趣味にするデメリットとメリットです。
ゲーム制作を趣味にしたことで生じた良くないことはもちろんあります。
それでも、それ以上に良いことがたくさんあります。

私はゲーム制作を始めたことで、間違いなく人生が変わりました。
あなたもゲーム制作を趣味で始めてみませんか?
ゲーム制作を始めるための知識は、実は簡単に手に入ります。
以下の記事をご覧ください。
ゲーム制作の始め方と、ゲームを作るための知識をすぐ手に入れられます。