ゲーム制作におすすめの本を厳選【初心者でも独学で学べる参考書】


ゲームを作れるようになりたいです。
参考書を読んで独学しようと考えていますが、どんな本を読めば良いか分かりません。
ゲーム開発を学ぶのに最適な書籍を教えてください!
こんなご要望にお応えします。
この記事の内容
- ゲームエンジンの使い方が学べるおすすめの本を紹介(Unity・UE5・Godotの初心者向け)
- ゲームプログラミングが学べるおすすめの本を紹介(JavaScriptの初心者向け)
- 3DCG・ドット絵・イラストなど、ゲームグラフィック制作に役立つおすすめの本を紹介
- ゲームシナリオ制作に役立つ本も別記事で紹介

ゲーム開発の参考書にはさまざまなものがあって、どれを読めば良いか迷いますよね。
「おすすめの本を厳選」と謳っていても、何十冊も紹介されていて「全然厳選されてないじゃん!」と思うような記事や動画もよく見かけます。
きっとこんな状況では、初めてゲーム制作にチャレンジするような方は困るはずです。

ですが、ゲーム制作の参考書選びで迷うのは、これでもう終わり。
この記事では、あなたに本当におすすめの本しか紹介しないからです。
これからご紹介する本を読めば、あなたはゲーム制作に必要なノウハウを必ず知ることができます。
そして、効率的に学習もできるので、すぐにゲーム開発できるようになりますよ。
それではご覧ください!
ゲームエンジンの使い方が学べるおすすめの本【Unity・UE5・Godotの初心者向け】

まずは、ゲームエンジンの使い方を学ぶのに最適な本を1冊ずつご紹介します。
Unity、Unreal Engine 5、Godot Engineを使ってゲーム開発したい方は、それぞれ以下の書籍を読みましょう。
『Unityの教科書 Unity 6完全対応版』
率直に言って、Unityを使えるようになりたいなら、この1冊を読んでおけばOK。
Unityの基本的な使い方から、2D・3Dゲームの作り方、C#によるプログラミングまで一通り学べます。
初心者向けに画像付きでわかりやすく解説されており、非常に人気のあるシリーズの入門書です。

実際、私もこのシリーズの「Unity2019完全対応版」を読んで、Unityが使えるようになりました。
したがって、Unityでゲーム開発したい場合は、この書籍で実践しながら慣れていくのがおすすめです。
『Unreal Engine 5で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶゲーム制作プロジェクト』
UE5の使い方を学びたいなら、この参考書を読めば十分です。
UE5の利用に必要な知識から、操作方法、実際のゲーム開発までこの1冊で学べます。

一見すると「高い本だなぁ」と思うかもしれません。
しかし、内容が他と比べても非常に濃く、むしろこの1冊で済むなら全然コスパが高いです。
UE5は、Epic Gamesの公式チュートリアルなどで独学するのは正直難しいです。
英語の解説も多いので、まず言葉の壁で挫折してしまう可能性もあります。
しかし、この書籍なら日本語でわかりやすく解説されています。

これだけのUE5のノウハウを日本語で学べる書籍は貴重です。
なので、UE5を使ってゲーム開発にチャレンジしたい方は、この参考書で学ぶのを推奨します。
『Godotかんたん入門』
Godot Engineを用いたゲーム開発の知識を、本で学びたい場合はこの1冊。
Godotを使った2Dアクションゲームや3DのFPSゲームの作り方が解説されています。
また、ARやVR制作についても触れられています。
ただし、この本に限っては、Godotの公式チュートリアルを見てから読み始めたほうが良いです。
というのも、完全初心者には少々わかりにくい部分があるためです。

「かんたん入門」と命名されていますが、率直に言って、事前知識のある初心者向けの本という所感。
それでも、Godotの日本語の情報が少ない現状では、貴重な参考書なのでおすすめ。
ゲームプログラミングが学べるおすすめの本【JavaScriptの初心者向け】
次に、ゲームプログラミングを学ぶのに最適な本を紹介します。

プログラミング初心者がゲームを自作したい場合、JavaScriptでブラウザゲームを作るのがおすすめ。
JavaScriptは、C#やC++よりも比較的簡単だからです。
ゲーム開発に便利なフレームワークやライブラリも活用できます。
JavaScriptでゲームプログラミングを始めるために、以下の書籍を読みましょう。
『ゲームで学ぶJavaScript入門 増補改訂版~ブラウザゲームづくりでHTML&CSSも身につく!』
JavaScriptでブラウザゲームをプログラミングしたい方は、この本で学ぶのがおすすめ。
この1冊で、基本的なブラウザゲームの作り方は一通り学べます。

サンプルコードを実際に打ちながら学んでいけるので、実践的にスキルが身につきます。
ちなみにゲーム開発のスキルは、理論を学んでいるだけでは効率的には身につきません。
実際に手を動かして、ゲームを作りながら慣れていくことが重要です。
その点、この本のアプローチの仕方は、ゲーム制作を学ぶ上で適しています。
したがって、ゲームプログラミングを学びたい方には、この本で学ぶのを推奨します。
ただし、こちらの本は、プログラミング完全初心者では少し難しい部分があります。
そのため、プログラミング未経験者は、次に紹介する書籍を先に読んだうえで読み始めたほうが良いでしょう。
『1冊ですべて身につくJavaScript入門講座』
この本は、プログラミング経験が無い方でも、JavaScriptの入門知識を身につけるのにうってつけ。

解説がとにかく読みやすく、JavaScriptをかじるにはおすすめです。
この本でJavaScriptの基本的な知識を身につけた後に、前述の参考書を読みましょう。
すると、プログラミング完全初心者には読解が難しかった前述の本の内容も、理解できるようになるはずです。
ゲームグラフィック制作に役立つおすすめの本【3DCG・ドット絵・イラスト】
個人ゲーム開発をする場合、作業の大半はアセット制作(素材制作)が占めます。

私の経験上、アセット制作の中でもグラフィック制作の占める割合は特に大きいです。
そこで、以下の本を読んで、3DCGやドット絵、イラストといったゲームグラフィックの作り方を学びましょう。
『ミニチュア作りで楽しくはじめる 10日でBlender 4入門』
Blenderを使って3DCGを作れるようになりたい方は、この1冊から読み始めましょう。
題名のとおり、Blenderの使い方を10日間で一通り学べます。
この本の良いところは、ショートカットキーの説明まで丁寧に掲載されているところです。

完全初心者でもほぼつまずくことなく、3DCGを作れるようになりますよ。
したがって、Blenderの基本操作を身につけたい場合は、この本で学ぶのがおすすめです。
『ドット絵教室 描けば描くほどうまくなる!』
ドット絵の作り方を学びたいならこの本がイチオシです。
この本の解説を読みながら、実際にマネして描いていくだけで、あなたのドット絵作成技術が上達していきます。
この本を推薦する理由は、数あるドット絵の参考書の中でもゲーム向けの内容で分かりやすいから。

また、実際にゲーム業界で実績のある方が書いており、信頼性も高く実践的でもあります。
ドット絵は一見簡単そうですが、意外とスキルが求められます。
初めから本格的なプロの技術を学んで、あなたもドット絵を打てるようになりましょう。
そのため、ゲームに使うドット絵の作成方法を学ぶ際は、この書籍を推奨します。
『どんなポーズも描けるようになる! マンガキャラアタリ練習帳』
キャラクターの立ち絵やイベントCGを描けるようになりたい場合、この本を読むのがおすすめ。
アタリをとってポーズを描く方法が丁寧に解説されており、ポーズをバランスよく描く技術が身につきます。

私自身も読みましたが、解説が非常にわかりやすかったです。
この本の通りに練習していけば、あなたもきっと人物イラストの作成が上達しますよ。
この本は、電子書籍で読むのがおすすめです。
Amazonプライムに登録していれば、無料で読むこともできるのでコスパが良いからです。
※2025年5月27日時点での情報です。
今も登録すれば無料で読めるかどうかは、Amazonの販売ページを確認してください。
『360°どんな角度もカンペキマスター! マンガキャラデッサン入門』
キャラクターの顔グラフィックなどを描けるようになりたい場合、こちらの本を読むのがおすすめ。
特に顔の描き方の解説が非常に参考になり、解説の通りに練習すれば表情豊かな顔を描けるようになります。

昨年の3月頃、私も実際に読みながら練習していました。
解説がわかりやすく丁寧で、手順通りに顔を描いていけば、きっとあなたも描けるようになります。
この本も電子書籍として読むのがコスパが良いです。
Kindle Unlimitedに登録していれば、無料で読むこともできるためです。
※こちらも2025年5月27日に確認した情報。
今も登録すれば無料で読めるかどうかは、実際の商品ページをご確認ください。
ゲームシナリオ制作も本で学ぶのがおすすめ
ゲームにおいて、ストーリーもゲームプレイ体験を高めるうえでとても重要な要素です。
シナリオの出来が良ければ、プレイヤーにとってのゲームへの没入感が高まります。
また、先の展開が気になるストーリーであれば、プレイヤーがゲームを遊ぶモチベーションにもつながります。
ちなみにシナリオは、制作の知識の有無で仕上がりに結構な差が出ます。
なので、ストーリー性のあるゲームを制作するなら、シナリオ制作の知識も本を読んで身につけておきましょう。

実際、私もシナリオ制作の参考書を読んだうえで、ゲームシナリオを制作しています。
私のゲーム『消えたあの時の叫び』や『Myosotis ミオソティス』などは、ストーリーで高評価をいただいている部分も多いです。
シナリオの作り方を学べるおすすめの本は、以下の記事にまとめています。
こちらもぜひ参考にご覧ください。
»【厳選】物語の創作におすすめの本6冊【作り方の参考書】
なぜ本で学ぶのが効率的?ゲーム制作の独学に書籍が最適な理由

書籍は、基本的に有識者によって書かれており、出版にも費用がかかっています。
そのため、掲載されている情報の信頼性が比較的高く、正しい情報で学びたい場合に最適です。

また、必要な情報が体系的にまとまっており、効率的に学習できる点もメリット。
ゲーム開発のノウハウは複雑なので、自分で情報を検索して学ぶのは特に大変です。
でも本であれば、そんな調べる手間も省けるので、余計な苦労をせずに済みます。

以上の理由から、ゲーム制作を独学する際は、参考書を読んで学ぶのが効率的でおすすめです。
あなたもさっそく必要な本を手に入れて、ゲーム制作にチャレンジしましょう!