ゲーム制作で挫折したあなたへ【気負わず再挑戦できる5つの方法】


ゲーム制作で挫折しました。
プログラミングやデザインとか、はっきり言って難しすぎます。
UnityやUE5のエディターの操作も、複雑すぎて覚えられません。
でも、まだゲームを作りたいと思っている自分がいます。
こんな自分でも、再挑戦できる方法を知りたいです。
こんなご要望にお応えします。
この記事の内容
- ゲーム制作で挫折した人に向けて、気負わず再挑戦できる5つの方法を解説
- ゲーム制作のモチベーションの上げ方を解説(※詳しく解説した当サイトの別記事を紹介)

ゲーム制作って本当に大変ですよね。
私もこの15年で何度も挫折した経験があるので、あなたの気持ちはよくわかります。
ゲームエンジンの操作を覚えたり、グラフィックを作成したり、プログラミングをしたりと。
学習量と作業量が多くて、本当に嫌になるかと思います。
これらを一人で黙々とこなそうとしていれば、挫折してしまうのも無理もないです。

プロのゲーム開発者だって、複数人で役割分担して作るわけですからね。
なので、あなたはもう少し肩の力を抜きましょう。
このまま続けようとしても、おそらくまた挫折してしまいます。
あなたはやり方さえ変えれば、きっとまた立ち直れるはずです。
この記事では、ゲーム制作に気負わず再挑戦できる方法をお伝えします。
それではご覧ください!
ゲーム制作で挫折した場合に、気負わず再挑戦できる5つの方法

さて、ゲーム制作で挫折した場合、気負わずに再挑戦するための方法は下記のとおり。
- ゲーム制作の学習方法を変える
- 簡単に使えるゲーム制作ツールを使う
- 難易度の高くないゲームジャンルで制作する
- 短い期間でも完成できる短編ゲームを制作する
- 苦手な作業は他の人に任せて、得意な分野に集中して制作する
順番に解説していきます。
方法①:ゲーム制作の学習方法を変える
まず、ゲーム制作の学習方法を見直しましょう。
余計な時間がかかってしまう学習方法であったり、あなたに合わない教材で学んでいる可能性があるためです。
ゲーム制作の学習も、学校や塾の勉強と同じです。
先生に十分なスキルがないと、生徒のレベルも上がりません。

学べる能力はあるのに、良くない学習方法で挫折してしまう…。
正直こんなにもったいないことはありません。
なので、試しにゲーム制作の学習方法を変えてみましょう。
ちなみに初心者の場合、Webページを見て学習するのは、実はあまりおすすめできません。
体系的にまとまった情報が少なく、誤情報や古い情報が掲載されていることもあるためです。
そのため、以下3つの学習方法をあなたに推奨します。
- 参考書を読んで独学する
- 動画を見て独学する
- スクールで先生に教えてもらう
推奨する学習方法①:参考書を読んで独学する
ゲーム制作を学ぶなら、一般的に参考書を読みながら覚えていくのがおすすめ。
書籍は、基本的に有識者によって書かれており、出版にも少なくない費用がかかっています。
そのため、誤情報が載っていることも少なく、教材としての信頼性も高いです。
また、必要な情報が体系的にまとまっており、検索の手間もなく効率的に学習できます。

一般的な参考書なら数千円程度で買えるので、教材としてのコスパも高いです。
なので、ゲーム制作を学ぶなら、まずは本を読みましょう。
以下の記事で、ゲーム制作を学ぶのに最適な本を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
»ゲーム制作におすすめの本を厳選【初心者でも独学で学べる参考書】
推奨する学習方法②:動画を見て独学する
ゲーム制作を学ぶなら、動画を見て覚えていくのもおすすめ。
動画は本とは違い、実際のエディタの動作を映像で見ながら学べます。
なので、直感的に学びたい場合に適しています。
ただし、YouTube動画に関しては、体系的にまとまっている情報は正直少ないです。
率直に言って、学習にはあまり効率的とは言えません。
実のところ、ゲーム制作のノウハウを教えるのは、十分にお金をとれるようなことです。
ただでさえ余裕のないこの時代、わざわざ何の裏もなく無料で教えてくれるような「慈悲深い人」はそうそういません。

「ただより高いものはない」とはよく言ったものです。
なので、本格的にゲーム開発の知識を学びたいなら、有料動画で学びましょう。
誰かが費やした労力に対して正当な対価を支払い、信頼できる効率的な学習環境を手に入れるのです。
ちなみに、以下のページにある動画教材を推奨します。
»Udemy ゲーム開発コース
このサイトはコンテンツ量も豊富で、実際に多くの人々に利用されています。

参考書と大差ない価格の動画もあるので、比較的コスパも良いといえます。
推奨する学習方法③:スクールで先生に教えてもらう
ゲーム開発のスキルを独学で身につけるのは、決して簡単なことではありません。
特に海外のゲームエンジン(UE5やUnity)は、基本的に英語の資料ばかりです。
たとえIQが高い人でも、言葉の壁で挫折してしまうリスクがあります。
なので、独学で挫折してしまった場合は、詳しい先生に教えてもらいましょう。

もちろん講師の人件費がかかるので、独学よりも費用は高くなります。
しかし、あなたのレベルに合わせて直接指導してもらえる利点は大きいです。
分からないことがあっても、すぐに聞いて解決できるので、効率的に学習もできます。
したがって、独学で挫折してしまった場合は、スクールで先生に教えてもらうのがおすすめです。
あなたが本気であればあるほど、教えてもらう価値は十分にあります。

ゲーム開発を学べるスクールには、実のところいろいろあります。
しかし、本当におすすめなのは、以下のページで紹介している2スクールだけです。
»ゲーム開発を学べるおすすめのプログラミングスクール2選【選び方も解説】
方法②:簡単に使えるゲーム制作ツールを使う

簡単に使えるゲームエンジン(ゲーム制作ツール)に変えてみましょう。
UnityやUE5などは、操作が複雑で覚えることも多く、率直に言って難しいと思います。
たまに「Unityは簡単」と謳っている人もいますが、決して簡単ではありません。
ゲーム業界に就職を考えている方は、使えるようになるまで覚えたほうが確かに良いでしょう。

しかし、趣味として作りたい場合や、2Dゲームをメインで開発したい場合などは話は別。
わざわざ無理をしてまで、UnityやUE5でゲーム制作する必要はありません。
比較的簡単に使えるゲーム制作ツールで制作すれば良いのです。
例えば、RPGツクールMZやRPG Developer Bakinなどが特におすすめ。
ツールのヘルプだけでも十分に学習でき、ノーコードでも高品質なゲームを制作できます。
以下の記事で、推奨するゲーム制作ツールをまとめています。
»ガチでおすすめのゲーム制作ツールは5つ!初心者向けに選び方も解説

使いやすさ、学習のしやすさ、習得難易度なども紹介しています。
ゲーム制作ツールを選びなおす際、ぜひ参考にどうぞ。
方法③:難易度の高くないゲームジャンルで制作する
ゲームには制作しやすいジャンルと、そうでないジャンルがあります。
難しいゲームジャンルから挑戦してしまえば、制作で挫折してしまうのも無理ないです。
例えば、3Dのアクションゲームや3DのRPGなどは、個人で本格的に開発するには難しいですからね。
なので、まずは難易度の高くないゲームジャンルで制作してみましょう。

そうすれば、きっと挫折せずに完成まで作り切れます。
例えば、以下のゲームジャンルであれば、初心者でも十分に制作可能でおすすめ。
- 2Dのアクションゲーム
- ノベルゲーム
- 2DのホラーADV
- 脱出ゲーム
- 2Dのパズルゲーム
ゲームジャンル別の難易度に関して、詳しくは以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
»ジャンル別ゲーム制作の難易度と人気度【初心者におすすめのジャンルも解説】
方法④:短い期間でも完成できる短編ゲームを制作する
長編ゲームの制作は、基本的に挫折しやすいと言えます。
完成までに膨大な作業量と時間がかかるためです。
特に個人で完成させるのは簡単ではありません。
プロのチームでも、長編ゲームとなると1年以上は要することがほとんど。

ちなみに、駆け出しの個人ゲーム開発者の場合、完成までにかかる期間の目安は下記のとおり。
ゲームの規模(ボリューム) | 完成までにかかる開発期間の目安 |
---|---|
掌編ゲーム(30分以下でクリアできるゲーム) | 1週間~2か月ほど |
短編ゲーム(1時間程度でクリアできるゲーム) | 3か月~半年ほど |
中編ゲーム(3時間程度でクリアできるゲーム) | 1年ほど |
長編ゲーム(5時間以上でクリアできるゲーム) | 大体2年以上 |
なので、個人ゲーム開発で挫折しないためにも、まずは短編ゲームの制作からチャレンジしましょう。
特に初心者の場合は、長編ゲームよりも短編ゲームの制作から始めることをおすすめします。
このことについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
»初めてのゲーム制作は短編から!長編に挑戦する前に経験を積もう!
方法⑤:苦手な作業は他の人に任せて、得意な分野に集中して制作する

ゲーム制作で挫折してしまう原因には、苦手な作業をこなさなければいけないことも挙げられます。
誰しも得意ではない作業をやらないといけない状況では、気が滅入るものです。
そんな場合は、思い切って得意な人に任せてしまいましょう。
仕事と同じで、できる人がやれば良いのです。
もしかしたら、「個人ゲーム開発なのだから、全部自分でこなさなければいけない!」と考えているかもしれません。
しかし、全くそんなことはありません。
実際、私も個人ゲーム開発する際は、得意でない分野の作業は他のクリエイターにお願いしています。

作曲や動画編集は専門外なので、BGM制作やPV編集は依頼しています。
なのであなたも、苦手な作業は一人だけで抱え込まずに依頼して良いのです。
得意な分野の作業に集中して、あなたのゲームのクオリティを高めましょう。
しかし、初めて依頼する場合は、どうやって頼めば良いか分からないかと思います。
そこで、ゲーム制作に必要な作業の依頼方法を、以下の記事で解説しました。
依頼にチャレンジする際は、ぜひ参考にご覧ください。
»ゲーム制作の作業や素材作成を依頼する方法【手軽・格安で委託も!】
あなたのゲームを高品質に仕上げるためにも、気軽に利用してみましょう。

依頼する相手をしっかり選べば、思っている以上に格安で引き受けてもらえることもあります。
ゲーム制作のモチベーションの上げ方

ゲーム開発のモチベーションを失っている状態では、どれだけスキルがあっても続けるのは難しいものです。
中々成長できない、やりたくない作業が多い、完成させても全然ダウンロードしてもらえない。
こんな経験をすれば、誰でもモチベーションは下がります。
もしモチベーションが上がらず困っている場合は、以下のことをお試しください。
- ゲーム制作の目的や目標を明確化する
- 自作ゲームの評価や感想を見る
- ゲーム開発に取り組む曜日や時間を決める
- ライバルの作品や人気作に触れて刺激を受ける
- モチベーションを下げている要因を解消する

これは、実際に私が実践して効果を実感している方法です。
これらに関して、詳しくは以下の記事で解説しています。
参考にしてください。
»個人ゲーム制作のモチベーションの上げ方を15年続けた開発者が解説
まとめ:ゲーム制作で挫折するのは当たり前!また挑戦しよう!
ゲーム制作で挫折してしまう経験は、あなたも私も含め、大半の方が経験しています。
みんなどこかで挫折を味わっているのです。
挫折してやめてしまうのか、それとももう一度立ち上がって続けるか。
あなたの心の中でまだ続けたいという意思があるのであれば、もう一度チャレンジしましょう。
今成功しているゲーム開発者も、ほんの一部を除き、かつては挫折を味わったことでしょう。
きっとそういった方は、成功するまでへこたれずに挑戦し続けた後者です。
ただし、あまり肩の力を入れすぎるのも、実は良くありません。

15年以上続けた経験からお伝えすると、長く続けるコツは「自身が楽しくこなせる方法」を選択することです。
楽できるところは楽して、本当に重要な部分にだけ注力する戦略をとりましょう。
ぜひ今回お伝えした方法を活用して、ゲーム制作に再チャレンジしてください!
どうかあなたがまた再挑戦でき、新作ゲームが完成しますように。