ホラーゲームの作り方【重要なことは2つ】


ホラーゲームを作ってみたい!
だけど、ホラーゲームってどうやって作ればいいんだろう?
ホラーゲームを作るときのコツを教えてほしい!
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- ホラーゲームを作るコツ:プレイヤーを不安にさせる
- プレイヤーを不安に追い込む方法
- ホラーゲームを作るコツ:プレイヤーを緊張させる
- プレイヤーを緊張させる方法
本記事の信頼性

この記事を書いた私は、ゲーム制作歴10年。
自作ゲームは27万プレイ突破・ゲームコンテスト6回以上受賞。
ゲーム制作の講師経験もあり、個人開発ゲームも販売しています。
私は数々のホラーゲームを制作してきました。
結果は上々で、多くの方をビックリさせたり怖がらせてきました。
(この名義では9作・別名義も合わせると10作以上)
ホラーを理解しないまま作ると、全然怖くないゲームが完成します。
もはやそれはホラーゲームとは言えません。
この記事で紹介する要点を抑えれば、あなたも簡単にホラーゲームを作れます!
ホラーゲームの作り方

ホラーゲームで特に重要なのは2つです。
- プレイヤーを不安にさせる
- プレイヤーを緊張させる
ホラーゲームを作るコツ:プレイヤーを不安にさせる
人は「分からない」と不安になります。
傑作ホラーゲーム『P.T.』の生みの親、小島監督も下記のようにおっしゃっています。
「後は未知のものですね。何も情報がない時、人はより恐怖を覚えます。いい例はバンジージャンプですね。複数回やっとしても、一回目の恐怖に勝るものはありません。誰も先入観を抱いていないものが一番怖いんです」
出典:「小島秀夫監督、ホラーゲームを作りたくない理由を明かす」IGN Japan(最終閲覧:2020/2/27)
敵がいつ来るか分からないと不安になりませんか?
その他にも…
- あそこのガラス瓶が落ちるかもしれない
- 天井の電灯が落ちてくるかもしれない
- 突然電話がかかってくるかもしれない 等
「かもしれない」がたくさんあると、人は不安になります。
人は不安になるとドキドキして心細くなります。
そして、正常な判断ができなくなり、周りが見えなくなります。
ホラーゲームでは、そういった状況にプレイヤーを追い込みます。
そして、不意打ちをして驚かすのです。
プレイヤーが「かもしれない」と予想していたところからは狙いません。
全く予想外のところから狙うのです。
すると、プレイヤーを大きく驚かすことができます。
プレイヤーを不安に追い込む方法
プレイヤーを不安に追い込むためには、下記の要素が重要です。
- 画面
- 音楽
- 物音
画面
色調を青白くさせたり、暗く重い印象を与えるものにします。
遠くが見渡せないようにします。
なるべく現実と接点があるリアルな描写が望ましいです。
音楽
うるさくないものを選びます。
アンビエントがオススメです。
低音が多めのものを選びます。
物音
なるべく現実と接点があるリアルな音が望ましいです。
そこに誰かがいると感じさせるような音です。
ホラーゲームを作るコツ:プレイヤーを緊張させる
ゲームプレイ中の多くの時間を緊張させます。
プレイヤーを緊張させないゲームは、ホラーゲームとは言えません。
緊張が続かないとホラーゲームとして面白くありませんよね?
プレイヤーを緊張させる方法
プレイヤーを緊張させる方法はたくさんあります。
一例をあげると、ゲーム冒頭で恐ろしい敵を登場させることです。
それもとびきりインパクトを与えて登場させると効果的です。
また後で来るかもしれないとプレイヤーに思い込ませるのです。
その後は定期的にフリの演出をします。
つまり、実際には敵は出てこないが、出てきそうな感じにするのです。
ずっとそれが続くと、いずれプレイヤーは一瞬だけ気を抜きます。
そこを突きます。
そこで敵を出せば、プレイヤーを大きく驚かすことができます。
まとめ:ホラーゲームの作り方を覚えたら早速作ってみよう!

今回紹介したのはあくまで私の経験で感じたことです。
ホラー映画などの映像作品を観て深く研究するといいと思います。
なお、映画を観て研究するときは怖かった部分をメモし、後で見返すのがオススメです。
どうして自分はあのとき怖かったのか、そこまでにどういう過程があったかを分析しましょう。
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ゲームの作り方を下記記事で解説しています。
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