画像やイラストをドット絵に変換できるおすすめのツールやサイトを紹介


写真やイラストなど、画像をドット絵に変換したいです。
ゲーム制作やデザイン制作、あつ森のマイデザなどで活用を考えています。
なるべく簡単に使えるおすすめのドット絵変換ツールを教えてください!
こんなご要望にお応えします。
この記事の内容
- 画像をドット絵に変換できるおすすめのツールやサイトを2つずつご紹介
- AIを活用してドット絵に変換する方法も軽くご紹介

ドット絵を作成するのは、実は結構技術が必要です。
イラストを描く場合とは違い、限られたピクセルで表現しなければいけません。
なので、特別なデザイン感覚が必要になります。

私もゲーム開発でよくドット絵を作成していますが、意外と大変な作業です。
そんなドット絵ですが、現在は簡単に作成できる方法も登場しています。
それは、画像をドット絵に変換できるツールの利用です。
この記事で紹介するツールやサイトを活用すれば、イラストや写真を簡単にドット絵に変換できます。
それではご覧ください!
画像やイラストをドット絵に変換できるおすすめのツール

まずは、ドット絵に変換できるおすすめのツールからご紹介します。
以下、2つのツールです。
- TreeViewGraphics(TVG)
- PixaTool
順番にご紹介します。
なお、ご紹介する際は、私が用意した以下3つの画像を変換した結果もお見せします。
どんな感じで変換できるか参考にしてください。
ツール①:TreeViewGraphics(TVG)
TVGは、数多くのフィルタを備えた無料の画像編集ツールです。
このソフトはWindowsPCにダウンロードして使用できます。
使い方は非常に簡単。
ソフトで画像を読み込んだあと、あなたの使いたいフィルタを選択し、プレビューを確認しながら設定値を変えるだけ。
ドット絵に変換する際は、模様フィルタ内の「ドット絵」というフィルタを使用します。
このフィルタでは、「太さ」「階調数」「輪郭の強さ」や「トーンの種類」などを設定可能です。

実際に私の画像で試した結果、以下のように変換できました。
このように、ドット絵風の見た目に一瞬で変換できました。
イラストや3DCGは綺麗に変換出来ましたが、写真の変換は少し微妙かもしれません。
こちらのツールは、下記のページからダウンロードできます。
»フォトレタッチソフト TreeViewGraphics
このソフトには、他にもフィルターがたくさん備えられています。
なので、ゲーム開発時に使用するのもおすすめです。

私もゲームグラフィックの制作で頻繁に使っています。
ツール②:PixaTool
PixaToolは、写真やイラストを手軽にドット絵に変換できる有料ツールです。
無料で試せるデモ版も公開されています。
このソフトもPCにダウンロードして使用可能。
使い方も簡単で、各設定箇所をスライドバーで動かして調整するだけ。
スライドバーを動かすと、プレビューで瞬時に反映されるので直感的に使用できます。

実際に私の画像をドット絵に変換してみた結果がこちらです。
このように、レトロゲームのような見た目のドット絵に変換できました。
ドット絵風のゲームを開発したい場合に、特におすすめの変換ソフトです。
こちらのツールは、以下のページから入手できます。
»PixaTool by Kronbits – itch.io

ちなみに私は、割引された後の価格で購入しました。
率直に言って、割引前の価格で買うのはちょっと高いかなと思います。
画像やイラストをドット絵に変換できるおすすめのサイト
次に、ドット絵に変換できるおすすめのサイトをご紹介します。
ご紹介するのは、下記の2サイトです。
- ドット絵こんばーた
- ドット絵ナニカ
こちらも順番にご紹介します。
サイト①:ドット絵こんばーた
ドット絵こんばーたは、ブラウザ上で画像をドット絵に変換できるサイトです。
無料で使えますが、細かな設定もできるので、違和感の少ないドット絵に変換できます。
使い方もシンプルで、画像をアップロードして以下の設定項目を指定するだけ。
「色の数」「ドット絵の大きさ」「画像を平滑化」
「輪郭線を膨張」「彩度を上げる」「ハイコントラスト」

実際に私の画像で変換してみると、下の画像のようになりました。
このように、綺麗に美しくドット絵に変換されています。
こちらのサイトは、以下のリンクからご覧いただけます。
»ドット絵こんばーた
サイト②:ドット絵ナニカ
ドット絵ナニカも、ブラウザ上で画像をドット絵に変換できるサイトです。
無料で使用でき、あつ森のマイデザの設計図を作る際に適しています。
使い方も非常に簡単で、画像をアップロードして、ドット絵のサイズを指定するだけ。

実際に私の画像を変換した結果がこちらです。
このように、ピクセルごとのカラー番号と一緒に表示されます。
なので、あつ森のマイデザを作成する際には適しています。
こちらのサイトは、以下のリンクからご覧いただけます。
»ドット絵ナニカ
率直に言って、写真の変換にはあまり向かないと思います。
AIを活用して画像をドット絵に変換する方法もある

最近では、AIツールを活用して、イラストや写真などをドット絵に変換することもできます。
もし、AIを使ってドット絵に変換したい場合、以下の画像生成AIと拡張機能を使うことで実現可能です。
- Stable Diffusion Web UI
- 拡張機能「HakuImg」
これらを併用することで、簡単にドット絵に変換できます。
つまり、Stable Diffusion Web UIをインストールして、拡張機能のHakuImgを使うということです。
HakuImgにはEffect機能の一つに「Pixelize」があります。
これを使って加工することで、画像をドット絵っぽい見た目に変換できます。
AI技術を活用しているため、美しくて自然な見た目のドット絵に変換することが可能です。

新しい技術に興味のある方は、試してみるのも良いでしょう。
ただし、AIを使用して生成したドット絵を、安易に販売目的の自作ゲームなどに使用するのはおすすめしません。
著作権侵害やライセンスに関するトラブルに発展するリスクが捨てきれないためです。
まとめ

今回お伝えしたドット絵変換ツールやドット絵変換サイトを使えば、あなたも簡単にドット絵を作成できます。
ただし、変換後の出来栄えは、元となるイラストや写真によって大きく左右されます。
綺麗なドット絵に変換できる画像もあれば、解像度が低くなっただけのモザイクのような画像になってしまう場合もあります。
基本的に、メリハリのある配色の画像のほうが、綺麗なドット絵に変換しやすいです。
あなたも実際に試してみてください。

ちなみに、グラフィック加工に関して、自動化できるツールは他にもあります。
例えば、線画に自動で着色できるツールです。
以下の記事で、自動着色が行えるツールを紹介しています。
こちらも便利なので、ぜひご覧ください。
»自動で色塗り!?自動着色(彩色)するソフトの紹介【AI・人工知能】