ドット絵のゲームの作り方【初心者でも楽しめる簡単なゲーム制作】
ドット絵のゲームを作ってみたい!
でもどうやって始めたらいいか分からない。
ドット絵のゲームの作り方を教えてほしい!
こんな悩みを解決します。
この記事の内容
- ドット絵のゲームを作るメリット
- ドット絵のゲーム制作に必要なソフト
- ドット絵の作成に必要なソフト
- ドット絵のゲームを作るときの注意点
- ドット絵の素材がダウンロードできるサイト
- 実際のゲームの作り方(詳しく解説した当ブログの記事を紹介)
さて、今回は「ドット絵のゲームの作り方」を解説します。
初めてドット絵のゲームを作ろうと思っても、どうやって作ればいいかわかりませんよね。
「プログラミングできないけどゲームは作れるのかな?」
「ドット絵を作れないけどこんな僕でも大丈夫かな?」
こんな風に悩んでいる方もいると思います。
でも大丈夫です。
プログラミングやドット絵ができなくても、簡単にゲームは作れますよ!
私は10年以上ドット絵のゲームを作っているので、ドット絵のゲーム制作に関しては知識があります。
あなたも必ず作れるので安心してください。
ちなみに現在の商業ゲームでは3Dゲームが主流になっています。
しかし、いまだに2Dのドット絵のゲームも根強い人気があります。
なので作ればちゃんと遊んでもらえます。
ドット絵のゲームは初心者にも作りやすく、3Dゲーム制作に比べても簡単で始めやすいという特徴があります。
なので初めてのゲーム制作にドット絵のゲームはうってつけということです!
この記事を読めば、あなたはドット絵のゲームの作り方を知り、すぐに作り始めることができます!
それではどうぞ!
ドット絵のゲームの作り方【初心者でも楽しめるゲーム制作】
この記事では下記のことを説明します。
- ドット絵のゲームを作るメリット
- ドット絵のゲーム制作に必要なソフト
- ドット絵の作成に必要なソフト
- ドット絵のゲームを作るときの注意点
- ドット絵の素材がダウンロードできるサイトの紹介
- ゲームの作り方の記事紹介(まとめ)
それでは順番に解説していきます。
ドット絵のゲームを作るメリット
ドット絵のゲームを作るメリットは下記のとおりです。
- ドット絵はプレイヤーに想像の余地を与えられる
- レトロゲームが好きな人の興味をひくことができる
- ドット絵なので3Dゲームなどとは違い、細部まで描く必要がない
つまり、初心者の方でも作りやすいということです。
ちなみに「プレイヤーに想像の余地を与えられる」というのは下記のような意味で言っています。
「このドット絵のキャラクターはどんな顔をしているんだろう?」
「きっと顔はこんなので年はこれくらいなんだろうな!」
つまり、ドット絵のキャラクターは解像度が低いので、細かいところはプレイヤーが勝手に想像で補ってくれるというわけです。
あと「レトロゲームが好きな人」にはSFCでドラクエなどをやっていた世代(30~50代)くらいの人が多いです。
あれくらいの世代の人は今でもドット絵のゲームに親近感を抱いて遊んでくれます。
商業ゲームでは3Dゲームが主流になっています。
ですが、かつての2Dゲーム(ドット絵ゲーム)が好きという方も多くいます。
つまりドット絵のゲーム制作は、フリーゲーム作者やインディーゲーム開発者でも活躍できる領域というわけです。
ドット絵のゲーム制作に必要なソフト
ドット絵のゲームを作るためのソフトを紹介します。
あなたの使いたいドット絵に合わせて選びましょう。
256色以内のドット絵のゲームを効率よく作りたい方
RPGツクール2000は、株式会社アスキーが開発したソフトです。
256色の制限があっても、効率よくドット絵ゲームを作りたい方はRPGツクール2000を使いましょう。
このソフトを使うメリット
- プログラミング不要で簡単にPCゲームが作れる
- 作れるジャンルに制限がない(RPG・アドベンチャー・アクション…etc)
- ドット絵素材が作りやすい
- 動作が非常に軽いので、低スペックなPCでも難なく使える
- 処理落ち対策を特にしなくても、軽快に動作するゲームが簡単に制作できる
- 多くの人に利用されてきたので、ノウハウ的情報がネットにそろっている
私が小学6年生の時から使っていたソフトです。
プログラミングしなくていいので、小学生でも簡単にゲームが制作できます。
ゲーム処理を書く時も日本語のコマンドを組み合わせるだけですよ。
作れるジャンルもあなたの思いのままです。
あと、かなり目の粗いドット絵になるので、初心者の方もドット絵素材を作りやすいです。
ソフト自体の動作も軽いのでノートパソコンでも全然作れます。
作ったゲームも軽いので処理落ち対策の知識も特に必要ありません。
さらに、ネットに情報がそろっているので、分からないことがあっても検索してすぐ解決できます。
素材もあらかじめ用意されているので自作する必要がありません。
もちろん、自分で作った素材も使えます。
このソフトを使うデメリット
- 扱える色数に256色という制限がある
- 画面サイズに320×240ピクセルという制限がある
- ブラウザゲームやスマホアプリは作れない
扱える色数に256色までという制限があります。
ですが、ドット絵のゲームを作るならなんら問題ありません。
かえってレトロな雰囲気が出て「ドット絵」という感じが色濃く出せますよ!
あと、ゲームの画面サイズに320×240ピクセルという制限があります。
今のモニターだとちょっと小さく感じるかもしれません。
ですが、用意すべき画像が小さく済むので、ゲーム容量を小さくできるというメリットでもあります。
また、ドット絵の目も粗くて済むのでドット絵素材が作りやすくなります。
ブラウザゲームやスマホアプリは作れないのが最も大きなデメリットです。
でも、実はブラウザゲーム化は他サービスを利用すれば可能です。
PLiCyやゲームアツマールというサイトでブラウザゲーム変換してもらえます。
そして、それぞれのサイト上でブラウザゲームとして公開することができますよ。
ドット絵の色数に制限を感じず自由にゲームを作りたい方
RPGツクールMVは、株式会社KADOKAWA及び尾島陽児氏が開発したソフトです。
色数に制限を感じず自由にドット絵ゲームを作りたい方はこれを使いましょう。
個人ゲーム制作でも大変よく利用されているゲーム制作ソフトです。
私も愛用しています。(使用時間2,300時間を超えました)
このソフトを使うメリット
- プログラミング不要で簡単にゲームが作れる
- 他の人が作ってくれたプラグインが使える
- PCのダウンロードゲーム・ブラウザゲーム・スマホアプリが作れる
- 作れるジャンルに制限がない(RPG・アドベンチャー・アクション…etc)
- 多くの人に利用されているので、ノウハウ的情報がネットにそろっている
プログラミング不要で簡単にゲームが作れます。
他の人が作ってくれたプログラム(プラグイン)を使えるので、自分だけでは作るのが難しい処理も簡単に実装できます。
PCのゲームに限らず、ブラウザゲームやスマホアプリも作れます。
特にブラウザゲームは、PCとスマホ両方で遊べるのでたくさん遊んでもらえやすいです。
作れるジャンルに制限はありません。
あなたの作りたいジャンルを自由に作れます。
多くの方に利用されているので、分からないことがあってもすぐにネットで検索して解決できます。
このソフトを使うデメリット
- プラグインを使用しないと、本格的なゲームは作れない
- 工夫しないとゲームが重くなる
- スマホアプリ化に限ってはプログラミング知識が必要
プラグインを使用しないと本格的なゲームは作れません。
ですが、プラグインは有志の方が無料で公開してくれているので問題ありません。
また、工夫しないとゲームが重くなります。
ですが、工夫の仕方を知っていればゲームが重くなるのは避けられます。
重さ対策については、私が下記記事で解説しているので安心してください。
参考»RPGツクールMVの自作ゲームが重い時の対処法【ゲーム制作】
スマホアプリ化は現状プログラミングの知識が必須です。
けっこう難しいので、プログラマー以外で挑戦している方はあまり見かけません。
でもプログラマーじゃない私でも独学でスマホアプリ化に成功しています。
なので、あなたも慣れればスマホアプリ制作はできますよ!
下の記事でスマホアプリ化の方法を紹介しています。
参考»RPGツクールMVでスマホアプリを作る時の注意点【エラー対処法】
ドット絵の作成に必要なソフト
次に紹介するのは、ドット絵の作成に必要なソフトです。
正直なところ、ペイントソフトでドット絵は描けます。
ですが、ドット絵を打つのに特化したフリーソフトもあるのでそちらも紹介します。
ドット絵の作成に特化したソフト
EDGEは、飯田 貴士さんが開発したソフトです。
256色のドット絵を打つことに特化したフリーソフトです。
フリーソフトの中では、かなり高機能なドット絵作成ソフトだと思います。
DotPainterALFARは、へろへろさんが開発したソフトです。
256色のドット絵を打つことに特化したフリーソフトです。
初心者の方にも使いやすいドット絵作成ソフトだと思います。
私もRPGツクール2000でゲームを作っていた時に愛用していました。
ドット絵に限らずイラストが描けるソフト
CLIP STUDIO PAINT PROは、株式会社セルシスが開発したソフトです。
高機能で使いやすい一番おすすめのペイントソフトです。
ドット絵も余裕でつくれます。
このソフトを使うメリット
- 3Dデッサン人形機能がある→ポーズを描くのが苦手でも大丈夫
- はみ出し防止機能がある→面倒な色塗りも格段に楽になる
- 自動着色機能がある→色塗りが苦手でも大丈夫
- ブラシや素材が充実している→自由な創作が楽しめる
- コマ割りやトーンなどの機能がそろっている→漫画制作も楽しめる
このソフトを使うデメリット
- 良くも悪くも機能が多い→慣れるまで少し時間が必要
- 低スペックなPCだと、動作がやや重く感じることもある
有料ですが本当に便利なソフトです。
私はいろいろなペイントソフトを使ってきましたが、結局はこのソフトに落ち着きました。
とにかく絵が描きやすいですし、いろんな機能があるので画像作成の効率もめちゃくちゃ上がりました。
買い切りで税込5,000円なので、1年以上使うなら毎日の利用料がたったの14円。
ぶっちゃけ他のペイントソフトと比べてもめちゃくちゃ安いと思います。
ペイントソフトなら基本的にドット絵も打てます。
他にもオススメのペイントソフトはありますので参考にどうぞ。
参考»ペイントソフトのおすすめはこれ!お絵描きツール比較【無料/有料】
ドット絵のゲームを作るときの注意点
ドット絵のゲームを作る際には注意点があります。
- 写真はなるべく使わないこと
写真を使うと世界観が壊れやすくなります。
ドット絵ゲームは言わば現実とは別世界の「ファンタジー」です。
プレイヤーの没入感を大切にするためにも、写真は極力使わないほうが無難です。
せっかく想像の余地を与えてくれるドット絵ゲームです。
プレイヤーの想像の余地を活かしてドット絵のゲームを作りましょう。
ただし、どうしても写真を使いたい場合は、ドット絵に変換して使うのをオススメします。
写真をドット絵っぽくする方法を下記記事で紹介しています。
参考»【あつ森も】画像をドット絵に変換できるサイトやソフトの紹介
ドット絵の素材がダウンロードできるサイト
ドット絵の素材がフリーで公開されているサイトを紹介します。
素材を利用する際は、必ずReadmeなどへの著作権表示を忘れずに行いましょう。
ゲームのReadme(リードミー・説明書)の正しい書き方を下の記事で解説しています。
参考»【ゲーム制作】Readme(説明書)の書き方【テンプレートあり】
まとめ:ドット絵のゲームの作り方は簡単!さっそくゲーム制作しよう!
今回は「ドット絵のゲームの作り方(制作の始め方)」を解説しました。
ドット絵のゲーム制作は3Dゲーム制作よりも簡単です。
必要な環境(機材やソフト)がそろったら、あなたもすぐにスタートできますよ。
まだまだドット絵のゲームは人気がありますので、今からでも遅くありません。
あなたもぜひ今日からドット絵ゲーム制作を始めてみましょう!
さっそくゲームを作りたい方へ
下の記事ではゲームの作り方をもっと掘り下げて解説しました。
これからゲームを作る方やゲーム制作が初心者の方はチェックしてみてください。
»ゲームの作り方【初心者向け・個人制作に必要な知識を解説】
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