【厳選】物語の創作におすすめの本6冊【作り方の参考書】


物語を創作したいです。
でも、ストーリー構成の考え方や読者の感情を動かすキャラクターの作り方が分かりません。
また、物語のアイデアもなかなか浮かびません。
これらについて、何か参考になる本を教えてほしいです。
こんなお悩みを解決します。
この記事の内容
- 物語の創作に役立つおすすめの本を6冊に厳選してご紹介

小説などの作品を創作する際、物語のアイデアやネタ、構成の作り方に困ることがあるかと思います。

私も15年以上創作活動を続けてきたので、あなたと同じ悩みを何度も経験してきました。
創作意欲はあるのに、なぜかうまく作れないし評価もしてもらえない。
このような悩みは、創作活動をするクリエイターなら必ず経験することです。
でも実は、そんな悩みを手軽に解決できる手段があります。
それは、シナリオ制作の参考書を読むことです。

実際に私も、これまでにさまざまな本を読んで解決してきました。
その結果、創作した物語で「感動した!」「楽しかった!」と言っていただけるようになりました。
創作の参考本には、創作活動で成功した先人が「あなたと同じ悩みを抱えて解決してきた方法」が書かれています。
参考書は、いわば創作のアイデアやネタの宝箱。
「読んだ人だけが手に入れられるノウハウ」が本には詰まっているのです。
そのため、まずは本を読んで「あなたの創作時の悩みをどうやって解決したら良いのか」を知るのがおすすめです。
今回は数ある本の中から、元書店員でもある私が「物語の創作におすすめの本」を6冊に厳選してご紹介していきます!
さっそくご覧ください!
物語の創作におすすめの本6冊【作り方の参考書】

それでは、物語の創作におすすめの本をご紹介していきます!
1冊目:『キャラクターからつくる物語創作再入門』読者の心をつかむキャラクターの成長の描き方が学べる
最初にご紹介する本は、『キャラクターからつくる物語創作再入門』です。
本書では、キャラクターを主軸にした物語の作り方を解説されています。
おすすめのポイント
- 「キャラクターが成長していく過程」のつくり方が詳しく学べる
- 「キャラクターがダメになっていく過程」の作り方も学べる
- キャラクターの心情をどのように変化させていくかの表現方法も学べる

特に、キャラクター(主人公)の成長過程を描くのが苦手な方におすすめの本です。
また、他の本ではあまり解説されていない「主人公がダメになっていく過程」の作り方も学べます。
そのため、「バッドエンディングの物語」を作る際にも役立ちますよ。
キャラクターと物語の構成、どちらの作り方も学べます。
この1冊を読むだけで、一気にあなたの知識が深まることでしょう。
2冊目:『SAVE THE CATの法則』売れる脚本の書き方を詳しく実践的に学べる
次にご紹介するのは、『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』という本です。
本書では、売れる脚本の書き方をシンプルかつ実践的に学べます。
ハリウッドで最も成功した脚本家、ブレイク・スナイダー氏による有名な著書です。
おすすめのポイント
- 物語の構成の作り方について非常に詳しく、かつ効率的に学べる
- とにかく「売れる」に焦点を当てた脚本の書き方に特化している
- テンポ良く楽しく読めるので、小難しい文章が苦手な人でも読みやすい

シナリオをつくるクリエイターにとっては、もはや「必読書」と言っても過言ではありません。
それだけ、本書で解説されている脚本術は素晴らしいです。
特に、構成の作り方に関しては群を抜いた解説がされています。
シナリオを創作するクリエイターなら、間違いなく読んでおいて損することはない良書です。
3冊目:『ゲームシナリオの教科書』ゲームに特化したシナリオのつくり方が分かる
3つ目にご紹介するのは、『ゲームシナリオの教科書 ぼくらのゲームの作り方』という本です。
本書では、ゲームに特化したシナリオのつくり方が解説されています。
おすすめのポイント
- ゲームシナリオの考え方や工夫の仕方(テクニック)が学べる
- 実際にゲーム業界で活躍しているクリエイターたちの「独自の作り方」も紹介されている
- ゲーム制作の流れも知ることができる

将来的にゲームシナリオライターになりたい方には、特におすすめできる本です。
実際のゲーム開発現場で起こりうる問題に沿ったシナリオのつくり方も学べます。
ただし欠点もあり、本書はやや文章量が多く、活字に抵抗のある方だと読むのが少し大変です。
そのため、普段から本を読み慣れている方のほうが理解はしやすいでしょう。

4冊目:『「感情」から書く脚本術』心をつかんで離さないシナリオ設計を学べる
4つ目にご紹介する本は、『「感情」から書く脚本術』です。
本書では、読者に体験させる「感情」を主軸にした脚本の書き方を学べます。
おすすめのポイント
- 読者の感情を掻き立て、感動させる物語の書き方を具体的に学べる
- 物語を作るうえで重要な「対立や葛藤」の描き方に関して細かく解説されている
- 読者の心をつかむ物語の設計手法を非常に詳しく学べる

どちらかというと、これまでにある程度シナリオを作ってきた「中級者以上の方」に向けられた本です。
つまり、基礎的なことよりも、少し発展させた内容になっています。
「書いた物語が人々に感動してもらえない」
「読者の心をひき込めていない」
こんなお悩みを抱えているあなたには、ステップアップとして読んでおいて損はしない良書です!
5冊目:『大どんでん返し創作法』物語を作る基礎とどんでん返しの作り方が学べる
5つ目にご紹介するのは、『大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論』という本です。
本書では、物語の基礎的な作り方や、どんでん返しの考え方、王道的なプロットのパターンが解説されています。
おすすめのポイント
- 「どんでん返し」を主軸に、物語の基本的な作り方がわかりやすく学べる
- 王道的なプロットのパターンを複数知ることができる

こちらは物語の基本的な作り方が学べます。
なので、どちらかというとシナリオ制作が初心者の方に向けられた本です。
これを読めば、多くのヒット作に共通する「王道的なプロット」がいかに大切かが理解できることでしょう。
ちなみに、今までにないような邪道路線で物語を作れるのは、王道路線の物語の作り方を理解できている人だけです。
脱初心者を目指す方、コスパよく学びたいあなたには圧倒的におすすめの本です。
ちなみにこちらの書籍は、2025年9月16日時点ではKindle Unlimitedの対象のようです。
参考までに。
6冊目:『手塚治虫のマンガの描き方』アイデアのつくり方とシナリオ構築の基礎が身につく
最後にご紹介するのは、『手塚治虫のマンガの描き方』という本です。
本書では、漫画の絵の描き方から始まり、アイデアの作り方から物語の作り方まで幅広く学べます
おすすめのポイント
- アイデアを考えるための方法を、図解付きでわかりやすく学べる
- 物語を考えて実際に作る方法を、図解付きでわかりやすく学べる
- 多くの傑作を生みだしたマンガの神様、手塚治虫先生の著書

私はこの本を13年以上にわたって何度も読み返しています。
電子書籍版も購入し、いつでもスマホで読めるようにしています。
それだけこの本には、シナリオを作るうえで非常に重要な考え方が載っているからです。
シナリオを作る際の本質的な部分は、何年経っても変わらないものです。
かなり古い本ではありますが、一度は読んでみる価値がありますよ。
安いのでぜひ!
まとめ:おすすめ本を参考にさっそく物語を創作しよう!

以上、物語の創作におすすめの参考本6冊のご紹介でした。
どれも読んでおいて損することはない良書です。
まずは、あなたが興味を持った本から読んでみましょう。

そして本を読み終えたら、さっそくあなたの創作に活用してください。
本を読むだけで終わってしまっては、せっかく得た知識がムダになってしまうためです。
今回ご紹介した本を読んで、先人のノウハウをあなたにインプットしましょう。
そして、しっかりアウトプットもし、あなたのシナリオ制作に有効活用してください。
人々の心を揺さぶるような、面白くて魅力的な物語を創作しましょう!