ゲーム制作は絵が描けない方もできる!とれる手段と解決法を紹介

2019/12/6ゲーム制作

絵を描かずにゲームを作る方法
悩んでいる人
悩んでいる人

私はゲームを制作したいです。
でも、絵が上手に描けません。

世の中で人気のあるゲーム作品は、どれも絵がキレイな気がします。
なので絵が下手だと、ゲームを作っても遊んでもらえないのではないかと心配です。

絵が描けない私でも、たくさんの方に遊んでもらえるゲームは作れますか?
こんな私にとれる手段と、絵が描けるようになる解決方法を教えてください!

こんなお悩みを解決します。

article この記事の内容

  • ゲーム制作で絵が描けない方がとれる手段を5つご紹介
  • 絵が描けない状況を解決する方法も解説
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この記事の筆者
運営者アイコン(ドッド工房 Atelier Dodd)
ドッド工房
ゲーム開発歴15年。ゲーム開発の講師経験あり。20作品ゲームをリリースし、50万DL&Play突破。ゲームコンテストで7回以上受賞。インディーゲームも発売。ツクールやUnity等を使用。

ゲームを作りたいのに、絵が上手く描けないと不安ですよね。
実際、私も昔はほとんど描けなかったので、あなたと同じような悩みを抱えていました。

ドッド工房のふきだし
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でも断言しますが、ゲームは絵が描けなくても問題なく作れます。

また、たくさんの方に遊んでもらえる「ハイクオリティなゲーム」に仕上げることも可能です。

そう言い切れるのは、実際に私がほとんど絵を描かずにゲームを作れたからです。
そして、たくさんの方に遊んでもらえています。

ちなみに、該当する自作品のDL数やプレイ数を合わせると、すでに24万回は突破しています。

なので、絵が描けないからといって「高品質なゲームは作れない」「ゲームを作っても遊んでもらえない」なんてことは決してありません。

たとえ絵が描けなくても、多くの方に遊んでもらえるゲームは制作できます。

この記事を読めば、絵が描けない方がとれる「高品質なゲーム」を制作する手段を知ることができます。
また、絵を描けるようにする解決策も得られますよ。

それではご覧ください!

ゲーム制作で絵が描けない方がとれる5つの手段

絵が描けないゲーム作家 5つの生存戦略

結論、ゲーム制作では、絵が描けないのなら作り方を工夫すれば良いだけです。
具体的には下記5つの手段がとれます。

  • フリー素材サイトで絵を借りてゲームを作る
  • ゲームに使う絵の制作を依頼する
  • 画像生成AIで絵を生成してゲームを作る
  • 写真を加工してゲームに使う
  • 3DCGのゲームを制作する

つまり、あなた自身が絵を描かなくても済むような作り方を選べば良いというわけです。

上記をご覧になって「そんなのいくらでも考えたことあるし分かってるよ~!」と思われたかもしれません。

しかし、どれだけ頑張っても絵が描けないのなら、もうこれらの手段をとるしか生き残る道はないのです。

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現実的な話、見た目の悪いゲームは中身がどれほど良くても手に取ってもらえません。

人々の遊ぶ意欲を掻き立てることができないからです。

実際、見た目の良いゲームと悪いゲームが同じ場所に並べられている状況を考えてみましょう。

おそらく、わざわざ見た目の悪いゲームを手に取ることは無いですよね。

なので、どんなに絵が描けなくても、なんとかして「見た目が悪くないゲーム」に仕上げなければいけないのです。

さて、上記で挙げた5つの手段を、それぞれ詳しくご紹介していきます。

この中から、今のあなたにとれる手段を選んで実践しましょう!

手段①:フリー素材サイトで絵を借りてゲームを作る

絵を探して解決

絵が描けないのなら、イラスト素材やドット絵素材をフリー素材サイトから借りるのも手段の一つです

そうすれば、あなたは絵を描くことなく、手軽にゲームを制作することが可能になります。

すでにご存じかもしれませんが、念のためメリットやデメリットなども解説していきます。

フリー素材の絵でゲームを作る場合のメリット

フリー素材サイトの絵を借りてゲームを作るメリットは、以下のとおり。

  • 使いたい絵を自由に選べる
  • あなたの使いたい絵がすぐに手に入る
  • 絵を借りるのに費用がかからない
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つまり、フリー素材サイトなどで絵を借りれば、あなたは今すぐゲームを作れるということです。

しかも、フリー素材なので無料で使用でき、ゲーム開発費も少なく済みます。

フリー素材の絵でゲームを作る場合のデメリット

その反面、フリー素材でゲームを作る際はデメリットもあります。
下記のとおりです。

  • 他の人の作品とどうしても見た目が似てしまう
  • 有料ゲームに使う場合は、低評価を受ける可能性がある
  • 著作権侵害や商標権侵害で訴えられるリスクがある
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つまり、フリー素材の絵を借りると、あなたのゲームのオリジナリティが損なわれてしまいます。

また、販売するゲームには不向きです。
場合によっては、著作権侵害などで訴えられるリスクもあります。


なぜ、有料ゲームに使う場合には不向きで、低評価を受ける可能性があるのか?

それは、YouTube動画やフリーゲームなどの「無料コンテンツ」に、フリー素材は頻繁に利用されているからです。

例えば、あなたが有料ゲームを買って遊ぶ「ユーザーの立場」の場合で考えてみましょう。

購入したゲームに「YouTube動画などでよく目にするイラストや画像」が使われていたら、どんな気持ちになるでしょうか。

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おそらく「せっかくお金を払って手に入れたのに、無料で見られる動画と同じ素材が使われている…」と考え、損した気分になるはずです。

なので、有料ゲームを作る場合は、フリー素材の絵を利用するのはなるべく避けておくのが身のためです。
使用するにしても一部だけにしましょう。


また、なぜフリー素材を使うと著作権侵害などで訴えられるリスクがあるのか?

それは、以下の2パターンのケースが起こりえるからです。

  • フリー素材サイトの利用規約にあなたが抵触してしまう場合
  • そもそものフリー素材サイト側が、著作権や商標権を守っていない場合

なので、イラストやドット絵などの素材を借りる場合は、信用できるフリー素材サイトのみ利用しましょう。

フリー素材の絵でゲームを作る場合のまとめ

以上のとおり、絵が描けない方がゲームを作るなら、フリー素材の絵を借りるのは最も手軽な手段です。

しかし、フリー素材の使い方を誤ると、あなたの作品やブランドのイメージにキズがつく可能性もあります。

また、著作権侵害などで訴えられるリスクもあるので、十分に注意して利用しなければいけません。

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率直に言って、有料ゲームを作る場合にはあまりおすすめできない手段です。

手段②:ゲームに使う絵の制作を依頼する

絵を外注して解決

絵が描けないのなら、上手に描けるプロやセミプロの方に依頼する(外注する)のがオススメです。

そうすれば、高品質なイラストやドット絵などの素材を、安全かつ手軽に入手できます。

外注した絵でゲームを作る場合のメリット

ゲーム用に絵を外注するメリットは下記のとおり。

  • 高品質で安全なゲーム用素材を手軽に入手できる
  • あなたの要望に沿ったイメージに仕上げてもらえる
  • ゲームの見た目を一定のクオリティや雰囲気に保てる
  • 他の方のゲームと見た目が被らない(差別化を図れる)
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つまり、プロやセミプロに絵を依頼すれば、ハイクオリティなゲームを手軽に作れるようになります。

そして、あなたの思い描いた通りのゲームを制作可能になるわけです。

また、フリー素材を使う場合と違って、他の方の作品と似たような見た目になる心配が少ないです。

なので、有料級のゲームを作りたいあなたとも相性が良いといえます。

外注した絵でゲームを作る場合のデメリット

一応デメリットもあります。
下記のとおりです。

  • 依頼費用がかかる
  • 頼む相手を間違えると、要望どおりに作ってもらえない
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ご存じの通り、人に依頼する以上は報酬を支払わなければいけません。
なので、多少の費用はかかってしまいます。

また、いい加減な相手に外注すると、思い通りのゲーム素材を手に入れられないこともあります。

しかし、頼む相手を間違えなければ良いだけの話です。

クオリティの高いイラストやドット絵の制作を、格安で依頼することも十分可能です。

実際にあなたも、イラストの制作依頼でよく利用されているサイトを見てみましょう。
»ココナラ

例えば、「ゲーム用イラスト」と調べてみると、1,500円から引き受けてくれる方もいます。

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率直に言って、「こんな価格で引き受けてくれて良いの?」と思うような方もいらっしゃいます。

ですが、本人がその価格でOKだと言っているわけです。
もうここは、ありがたくお願いしちゃいましょう。

ちなみに、上記でご紹介したサイトなら、依頼する相手の「ポートフォリオ」も確認できます。
その方の実績やサンプル作品などのことです。

つまり、その方の画風や得意なジャンルを、依頼前に把握することができます。

なので、このポートフォリオをよく見てから依頼しましょう。

そうすれば、絵の外注で失敗する可能性を減らせます。

外注した絵でゲームを作る場合のまとめ

以上のとおり、絵が描けない方がゲームを作る場合は、絵の制作は他人に依頼してしまうのがオススメです。

安心して使える高品質な素材を手軽に手に入れられるので、非常に有効な手段といえます。

オーダーメイドなので、あなたの作りたいゲームのイメージに合わせて描いてもらえます。

そして、依頼する相手をきちんと選べば、ハイクオリティな絵を格安で仕上げてもらえます。

冒頭でもお伝えしましたが、ゲームは見た目が良いだけで有利です。
手に取ってもらえる可能性が高くなり、あなたのゲームは多くの方に遊んでいただけるようになります。

つまり、人気作になったり、収益化することも夢ではなくなるわけです。

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したがって、ゲーム制作用に絵を外注するのは現実的でおすすめです。

顔グラ・立ち絵・ドット絵の制作など、今すぐ依頼してみましょう!

具体的な依頼方法に関しては、以下の記事で解説しています。

外注するのが初めてで不安な場合は、参考にご覧ください。
»ゲーム開発に関する作業を個人に依頼する方法【素材制作やプログラミング等を外注しよう】

手段③:画像生成AIで絵を生成してゲームを作る

画像生成AIで解決

絵が描けないのなら、AIで絵を生成してゲームを作るのも手段の一つです。

実際に、AIで生成した画像が使われたゲームも、現在ネット上でリリースされています。

とはいえ、まだ発展途上で、さまざまな面で注意が必要な手段なのは否めません。

AIで生成した絵でゲームを作る場合のメリット

AIで絵を生成してゲームを作るメリットは下記のとおり。

  • 必要な絵を短時間で手に入れられる
  • 自分のイメージに合った絵を生成できる
  • 人に外注するよりも費用を少なく済ませられる
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つまり、ゲームの世界観や雰囲気に合った絵をかんたんに手に入れられます。
それも、時間や労力をほとんどかけずにです。

また、誰かに外注するよりも安く済ませられます。

AIで生成した絵でゲームを作る場合のデメリット

その反面、デメリットは下記のとおりとなっています。

  • 低評価やバッシングを受ける可能性がある
  • 著作権侵害などで訴えられるリスクがある
  • 基本的に高性能なPCが必要(※例外もあり)
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つまり、AIで生成した絵を使うなら、人々から非難を受けることもあります。

また、有料ゲームや広告を含むゲームアプリなどでは、むやみに使わないほうが良いともいえます。

というのも、商用利用の許可されていない画像を生成AIが学習元としている場合があるからです。

もし、そんな画像を使ってしまうと、著作権侵害などで訴えられる可能性があります。

ちなみに、「Stable Diffusion」などの画像生成AIを快適に使うには、通常は高性能なPCが必要です。

例えば、VRAM容量12GB以上のGPUを搭載したパソコンなど。

でも現在は、スペックを気にすることなくブラウザだけで使うことも可能になっています。

それを可能にするのが以下のツールです。
»画像生成AIならPICSOROBAN

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このツールならブラウザさえあればインストールも不要。

「画像生成AIに興味があるから試しに使ってみたい!」という場合には丁度良いといえます。

AIで生成した絵でゲームを作る場合のまとめ

以上のとおり、絵を描かずにゲームを作るなら、AIで絵を生成するのも手段の一つといえます。

しかし、トラブルに発展するリスクは割と高めです。
よく知識を得たうえで、注意して利用する必要があります。

ちなみに、AIで生成された絵と人によって描かれた絵は、割と簡単に見分けがつきます。

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一般的には「人の手で描かれた絵」を好む方が、まだまだ多いのが現状です。

そういった点を考慮しても、やはり「人の手で描かれた絵」を使ったほうが失敗しにくいといえます。

手段④:写真を加工してゲームに使う

写真を使って解決

絵が描けないのなら、写真を撮ってゲームに使うのも手段の一つです。

リアルで説得力のある見た目のゲームを作ることができます。

写真を使ってゲームを作る場合のメリット

写真をゲームで使うメリットは以下のとおり。

  • 簡単にリアルな見た目のゲームを作れる
  • スマホさえあれば撮れるので、特に追加費用がかからない
  • 著作権侵害で訴えられるリスクが少ない
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つまり、お手持ちのスマホで写真を撮り、ゲーム向けに加工するだけでOK。

絵を描くとなると時間がかかりますが、写真なら撮るだけなので一瞬で素材を作成できます。

写真を使ってゲームを作る場合のデメリット

その反面、デメリットもあります。
下記のとおり。

  • アクションゲームなど「動きの速いゲーム」は作りにくい
  • ファンタジーなど「非現実的な世界観のゲーム」は作りにくい
  • ユーザーに「手抜きで制作されたゲーム」と思われる可能性がある
  • 肖像権侵害などで訴えられるリスクがある
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つまり、作れるゲームは基本的にノベルゲームなどに限られます。

また、一般的にゲームとしては、あまり受け入れてもらえない傾向にあります。

ゲームというコンテンツの性質上、プレイヤーは非現実的な世界を求める傾向が強いです。

なので、どうしてもイラスト・ドット絵・3DCGで構成されるゲームのほうに興味と関心が向きます。

つまり、実写のゲームで成功するのは簡単ではないということです。

写真を使ってゲームを作る場合のまとめ

以上のとおり、絵を描かずにゲームを作るなら、写真を使うのも手軽な手段の一つです。

しかし、どうしても作れるゲーム内容には制限があります。
また、ユーザーの興味を惹くのも難しいといえます。

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率直に言って、作り手のセンスが問われるゲーム制作手段です。

手段⑤:3DCGを用いてゲームを制作する

3DCGを使って解決

絵が描けないのなら、3DCGを使ってゲームを作るのもオススメ。

3DCGの制作は、絵やイラストを描くのとは異なる技術です。
そんなに絵心がなくても大丈夫です。

実際、「絵は描けないけど、3DCGを作るのは上手」という方は結構います。

3DCGを用いたゲームを作る場合のメリット

3DCGを用いてゲームを制作する場合のメリットは、下記のとおりです。

  • 見た目に説得力のあるゲームを作れる
  • 3Dモデルが1つあれば、テクスチャを張り替えて手軽に素材を量産できる
  • 高機能な3Dゲームエンジンを使ってゲームが作れる
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つまり、3DCGを使えば、見た目の良いゲームをわりと作りやすくなります。

また、販売目的のゲームを作る際とも相性が良いです。

実際に私は、販売中の有料ゲームに3DCGも活用しています。
ドット絵よりも見栄えが良いのか、売上も順調に伸ばせていますよ。

3DCGを用いたゲームを作る場合のデメリット

正直、デメリットとして挙げるのは、以下のことくらいです。

  • 3Dモデリングのスキルを習得しなければいけない
  • それなりに性能の良いパソコンが必要
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つまり、3DCGも絵と同じで、いきなり作れるものではありません。
ある程度は練習が必要になります。

また、Blenderなどの3DCG制作ソフトを、十分に動かせるだけの性能がPCに必要です。

とはいっても、Blenderの3DCG制作は独学でも十分に習得できます。

基本的に「超リアルな3DCG」を目指さなければ、そんなに難しくはありません。

教材の選定さえ間違えなければ、誰でも一定のレベルまでは到達できますよ。


ちなみに、Blenderを覚えるのにイチオシの参考書があります。
以下の書籍です。

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題名のとおり、10日間で一通りの操作を学べる良書です。

Blenderの基本的な使い方を、短期間で身につけたいならうってつけ。


もし、本を読むのが苦手な場合は、以下の動画コンテンツで学ぶのもおすすめ。
»Udemy(ユーデミー)3D・アニメーションコース

このサイトには、Blenderをしっかり学べる教材動画がたくさん公開されています。

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ただし、Blenderの扱いに長けた「有識者」によって作られている動画なので、無料ではありません。

しかし、その分初心者の方にも向けて丁寧に作られており、教材としての信頼性が高いです。

3DCG制作のスキルを身につけるうえで、非常に適しています。

3DCGを用いたゲームを作る場合のまとめ

以上のとおり、絵が描けない場合は、3DCGでゲームを作るのも有効な手段の一つです。

絵心が無くてもOKで、操作を覚えていくだけ。
あなたは必ずゲームが作れるようになります。

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ちなみに、3DCG制作に必要なPC性能は、「第8世代以降のIntel Core i5 / GTX 1650 / 16GBメモリ」以上あればまず大丈夫です。

Blenderも快適に使える「ゲーム開発向けのパソコン」について、以下の記事でご紹介しています。

ゲーム開発用にPCを選ぶ際は参考にどうぞ。
»ゲーム開発におすすめのPCを厳選【必要なスペックと選び方も解説】

絵が描けない状況を解決する方法

練習すれば必ず上達する!

ここまでで、絵を描かずに実現できるさまざまなゲーム制作手段をご紹介しました。

しかし、結局のところは「絵が描けるようになる」に越したことはありません。

絵が描けさえすれば、上記でご紹介してきた手段はすべて不要になるのです。

素材を探す手間も省けますし、外注の費用もかかりません。
写真を撮りに行く手間も、AIや3DCGの勉強も必要ありません。

つまり、あなたのやるべきことがシンプルに「絵を描くことだけ」になります。

なので、根本的に解決したいのであれば、描けるようになるまで絵をひたすら練習するほかありません。

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絵が描けない状況を打破する解決策は、シンプルに「絵を描く」しかないのです。

絵は練習すれば必ず描けるようになる!

ちなみに断言しますが、才能がなくてもあきらめずに練習を続ければ、絵は必ず描けるようになります。

プロレベルになれるとまでは言いませんが、「クラスで1番上手」と言われる位にはまずなれます。

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実は私も、最初はまったく絵が描けませんでした。
でも頑張って練習した結果、ある程度は描けるようになりましたよ。

実際にあなたにお見せしたいと思い、私が絵を始めた初期の頃(2012年頃)の絵を探してみました。
でも残念ながら、PCのストレージにはもう残っていませんでした。

その代わりに、2017年の絵と2024年の絵をお見せします。

ドッド工房が昔描いた絵(『Myosotis ミオソティス』旧公開版のミオ)
私の過去のイラスト(2017年作)
ドッド工房の現在の絵(『かよわき死神』のレイ)
私の現在のイラスト(2024年作)
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これらのイラストから、「絵は練習すれば、少しは描けるようになる」というのを知っておいてください。

こんな私でも、多少は描けるようになったのです。
あなたも練習すれば、間違いなく描けるようになります。

まずは、描きやすい「顔グラフィック」や「背景イラスト」などからチャレンジしてみるのがオススメです。

もし努力しているのに上達しないのなら、教材とツールを選びなおしたほうが良いです。
あなたに合わない教材やツールを使うのは、上達の妨げになります。

なので、あなたはまず、適切な教材とツールを用意する必要があります。

絵の描き方を学べるおすすめの書籍

ちなみに、絵を描けるようにするには、以下の本を教材にするのがオススメ。

あなたはこの本のとおりに練習していくだけでOKです。

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こちらは、YouTubeのイラスト講座で人気のさいとうなおき先生の著書です。
キャラクターの描き方の基本がしっかりと学べます。

こちらの方は画力が非常に高く、教え方も非常にわかりやすいです。
イラストの教科書として最適といえます。

1つずつ着実に描いていけば、あなたの画力はみるみる上達していくことでしょう。

描きやすいペイントソフトとペンタブを使おう!

ゲームに使う絵を描くなら、ペイントソフトとペンタブレットはもはや必須です。

いちいち紙に描いてスキャナーで取り込んでいては、ゲーム開発が一向に進まないからです。

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実際、ゲーム開発におけるイラストや2DCGの作成には、常に修正がつきものです。

アナログで描いていては非効率的すぎて、率直に言ってやってられません。

なので、ゲームに使う絵は、基本的にデジタルで描けるようにしましょう。

描きやすくておすすめのペイントソフト

絵が上手な方(プロやセミプロ)が、有料のペイントソフトを使うのには理由があります。

それは、無料ソフトよりも有料ソフトのほうが、絵を描くうえで使いやすいからです。
機能が充実しており、不具合の修正などのサポートもしっかりしています。

例えば、ブラシの追加、ツールのカスタマイズ、下書きに使う3Dモデル、自動着色などの機能など。

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つまり、本格的に絵を描くうえで必要な機能が揃っています。

なので、あなたも本気で上達したいなら、ちゃんとした有料のペイントソフトを使うべきです。

使いにくいツールで頑張り続けても、率直に言って時間と労力の無駄といえます。

ちなみに、有料ペイントソフトの中では以下のペイントツールが圧倒的におすすめ。
»CLIP STUDIO PAINT PRO

このツール(通称:クリスタ)は、プロも御用達のシェアNo.1の人気ペイントソフトです。

ブラシの追加なども自由にでき、カスタマイズ性も高く、価格もリーズナブルに済みます。

というのも、買い切りが可能なので一度買えばずっと使い続けられるのです。

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私もずっと愛用しており、もう無料のペイントソフトには戻りたくありません。

特に「3Dデッサン人形」という機能が、ポーズを描くときに圧倒的に便利なのです。

クリスタの損しない買い方は、以下の記事で解説しています。

クリスタの購入を検討する際、ぜひ参考にご覧ください。
»【比較】クリスタはダウンロード版の買い切りがオススメ【CLIP STUDIO PAINT】

おすすめのペンタブレット

デジタルでイラストを描くのに必須のアイテム、それがペンタブレットです。
こちらも、なるべく使いやすいものを用意しましょう。

ペンタブレット(ペンタブ)には、「板タブ」と「液タブ」の2種類があります。
両者の違いは下の表のとおり。

特徴板タブ液タブ
画面の有無なしあり
操作方法PC画面を見ながら、板に対してペンで描画画面に対して直接ペンで描画
重さ基本的に軽量板タブよりは基本的に重い
価格基本的に安価板タブよりは基本的に高価
板タブと液タブの違い

つまり、板タブは操作に慣れるまでに少し慣れが必要です。

対して、液タブは直接画面に描けるので、紙に描くときと同じように直感的な操作で使えます。

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基本的には、液タブのほうがオススメ。
昔とは違い、XPPen製やHUION製なら手ごろな価格で買えるようになったからです。

板タブと液タブ、それぞれのイチオシは以下の2つ。


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どちらもコスパが高く、使いやすくて人気のモデルです。

初めてのペンタブで迷ったら、どちらかを選んでおけば失敗しません。

ペンタブレットの選び方について、詳しくまとめた記事も書いています。

参考にどうぞ。
»おすすめのペンタブ・液タブまとめ【初心者でも使いやすい製品で厳選】

ゲームは絵よりも中身のほうが重要

ゲームは中身が一番大事

一応、念のために。

ゲームで最も重要なのは、見た目ではなく中身です。

たとえ見た目が良くても、中身が作りこまれていなければ、人気作になることはまずありません。

なぜなら、面白くないゲームは他の人々に推薦してもらえないからです。

つまり、良いレビューや口コミが投稿されないので、世間に広まらずに衰退していきます。

ゲームは見た目や絵がキレイだと、それだけで最初のうちはダウンロードしてもらえます。

ユーザーが遊ぶ前に確認できる情報が、「ゲームの紹介文」と「スクリーンショット・PV」に限られるからです。

しかし、「見た目や絵がキレイ=ゲーム内容が面白い」ではありません。

結局のところ中身が微妙だと高評価もつかず、すぐにダウンロードされなくなってしまいます。

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あくまでゲームの見た目を良くするのは、「手に取ってもらえるようにするための手段」と考えておくと良いです。

ビジュアルにあまり囚われすぎず、ゲームの中身を作り込むことにも専念しましょう。

なので、絵がそんなに上手に描けなくても、見た目さえ悪くなければさほど問題ではありません。

ちゃんと中身の面白いゲームを作れていれば、多くの方に遊んでもらうことは十分に可能です。

まとめ

絵が描けなくても高品質なゲームは作れる!

今回は、絵が描けないけどゲームを制作したい方に向け、とれる手段と解決法を解説しました。

この記事でお伝えしたことを簡単にまとめておきます。

check この記事でお伝えしたことのまとめ

  • 絵が描けないなら、フリー素材サイトから絵を借りるのが手軽
    • ただし、有料ゲームやオリジナリティを重視する場合には不向き
  • 絵の制作を外注するのは、手軽かつ安全でオススメ
    • 依頼に費用はかかるが、手軽に思い通りのゲームを実現できる
  • 画像生成AIを使うのも手段の一つではある
    • 著作権侵害などのトラブルに発展するリスクもあり、使用するなら注意が必要
  • 写真を加工して使うのもアリ
    • 手軽だが、人気作にするには作り手のセンスが問われる
  • 3DCGを用いるのも結構オススメ
    • 絵心がなくても、性能の良いPCさえあれば今すぐ挑戦できる
  • 根本的に解決したいなら、絵を描けるようになるまで練習しよう
    • 練習すれば必ず描けるようになる

こんな感じでした。
この中からあなたに実行できそうな手段を選びましょう。

ドッド工房のふきだし
ドッド工房

そうすれば絵が描けなくても大丈夫です。
あなたは必ずゲームを制作できますよ。

ちなみに、これから初めてゲームを制作するなら、下記の記事も参考にどうぞ。

個人ゲーム制作の始め方からゲームリリースの方法まで、詳しく解説しています。