自作ゲームのダウンロード数(プレイ数)を増やす方法を47万回突破の筆者が解説


頑張って制作したのに、自作ゲームが全然ダウンロードしてもらえません。
ダウンロード数(プレイ数)を増やしたい場合、ゲーム開発者として何をすべきですか?
無料で今すぐ実践できるテクニックを教えてください。
こんなお悩みを解決します。
この記事の内容
- 自作ゲームのダウンロード数(プレイ数)を増やすテクニックを解説

せっかくゲームを作ったのに、あまり遊んでもらえないとガッカリした気分になりますよね。
私もゲーム制作を始めたばかりの初心者だった頃はそうでした。
頑張って作ったのに全然ダウンロードしてもらえず、けっこう真面目に悩んでいました。

でも現在の私は、ゲームを公開すれば多くの方に遊んでいただけるようになりました。
実際、これまでに開発したゲームのダウンロード数とプレイ数を合わせると、47万回は突破しています。
天才ゲーム開発者の方には遠く及ばないですが、特段才能のない私としては十分な実績であると自負しています。
こんな私でもここまで伸ばせたのは、遊んでもらうための知識とテクニックを身に着けたからです。
そこで今回は、個人ゲーム開発者のあなたに向けて、今すぐ実践可能な「ダウンロード数を増やすテクニック」を伝授します。
ちなみに、広告出稿などをしない手段なので、実施するにあたって特に費用はかかりません。
必要なのは「あなたのやる気」だけです。
このテクニックを覚えれば、あなたが作ったゲームは必ず遊んでもらえるようになります。
たとえ有料ゲームを販売する場合でも、より多くの方に買ってもらえるようになりますよ。

なお、この記事では多くの方が制作している「フリーゲーム」を例に解説していきます。
もし、有料ゲームを販売している場合は、「有料ゲーム」と読み替えていただければOKです。
ところで最近は、公開されているフリーゲームの数が非常に多くなっています。
利用者が割と多い無料ゲーム投稿サイト「ふりーむ!」だけでも、すでに3万本以上が投稿されているようです。
つまり、それだけ毎日のようにゲーム作品が投稿されているといえます。
そんな中、あなたのゲームをダウンロードしてもらえるようにするには工夫が必要です。
なので、今からご紹介するテクニックはぜひ実践してみてください。
すると、あなたのゲームは必ずダウンロードされるようになりますよ。
自作ゲームのダウンロード数(プレイ数)を増やす方法

自作ゲームのダウンロード数(プレイ数)を増やす方法は、以下のとおりです。
- サムネイル(ゲームの紹介画像)は目を引くデザインにする
- ゲームの説明(紹介文)をユーザー目線で丁寧に書く
- X(旧Twitter)等で特定のハッシュタグを活用して宣伝する
これを見て「なんだぁ、そんな初歩的なこと知ってるよ~」と思われたかもしれません。
でも実は、案外やれているつもりでも、ちゃんとできていない場合が多いのです。
順番に解説していきます。
①:サムネイル(ゲームの紹介画像)は目を引くデザインにする
自作ゲームを公開する際は、サムネイル(ゲームの紹介画像)を可能な限り「目を引くデザイン」にしましょう。
なぜなら、サムネイルは最もユーザーに見られる重要な部分だからです。
基本的にフリゲ投稿サイトでは、ゲームはサムネイルと共に一覧で表示されています。

実際に「新着ゲームページ」や「DL数ランキングのページ」をご覧になってみてください。
どのサイトでも必ず、サムネイルと一緒に並べられてゲーム情報が掲載されているはずです。
つまり、ゲームを探すユーザーは、基本的にこの一覧からあなたのゲームを見つけることになります。
なので、一覧に表示されるサムネイルが少しでも微妙だと、ゲームの説明ページに来てもらうことすら叶わなくなるのです。
したがって、ゲーム公開時にはまずサムネイルを作りこみましょう。
目を引くゲームのサムネイルとは?
では、どんなサムネイルを作ったら良いのか?
結論、「差別化できているサムネイル画像」です。
わかりやすくお伝えすると、「他のゲームとは明らかに違うと思わせるようなサムネイル画像」となります。

なぜなら、人間は「他と明らかに違うモノ」があると、意識せずとも気になってしまうからです。
例えば、机の上に「白い紙」がたくさん置かれている中、1つだけ「赤い紙」が置かれていたとします。
その机の上を見たとき、最も気になるのはどの紙でしょうか?
おそらく多くの方は「赤い紙」と回答するはず。
なぜなら、赤い紙は明らかに他とは違い、嫌でも目に入ってくるからです。
実際、フリーゲーム投稿サイトでは、よく下記のようなサムネイルが掲載されていると思います。
良くないサムネイルの例
- ツクール系のデフォルト素材で作ったマップの画面
- ツクールやウディタ系のデフォルトのタイトル画面
- ノベルゲームの文章が書き綴られた画面

こういうサムネイルは率直に言ってありきたりです。
無個性でつまらなく感じる方が多いといえます。
実際、こういったサムネイルのゲームを確認してみると、基本的に多くはダウンロードされていません。
逆に、個性を感じるサムネイルを使ったゲームの場合、上記より多くダウンロードされているはずです。
たとえ「面白くないゲーム」だとしてもです。
良いサムネイルの例
- 可愛いヒロインのイラスト
- リアルで美しい3DCG
- 良い色合いや雰囲気
- センスのいいタイトルロゴ
- キャラクターの顔のクローズアップ
これに加え、ゲームのジャンルと雰囲気が一目でわかると尚良いです。

このようなサムネイルなら個性的ですし、なんだか興味が湧きませんか?
なので、あなたがゲームを公開するときは、なるべく個性的なサムネイル画像を掲載しましょう。
それだけで、ユーザーはあなたのゲームに対して興味を抱くようになります。

ちなみに、「個性的なサムネイル」のイメージがあまり湧かない場合もあると思います。
そんな時は、実際にフリーゲーム投稿サイトを見てみましょう。
すると、あなたの目に留まるサムネイル画像がきっと見つかるはずです。
もし見つからない場合は、ダウンロードランキングで常に上位に表示されているサムネイルでも問題ありません。
その中から、今のあなたに真似できそうなサムネイルを選びましょう。
あとはそのサムネイルを参考に作っていくだけでOKです。
②:ゲームの説明(紹介文)をユーザー目線で丁寧に書く
自作ゲームを公開する際は、ゲームの説明(紹介文)はできるだけユーザー目線で丁寧に書きましょう。
サムネイルの次によく見られる重要な部分なので、決して手を抜いてはいけません。
ユーザーはサムネイルを見て興味を持つと、そのゲームの紹介ページを見にやってきます。
つまり、ここでゲームの説明がテキトーだと、せっかく興味を持って見に来てくれたユーザーを手放すことになるのです。

なので、ゲームの説明はゲームを作るとき並みに丁寧に作りこむ必要があります。
どんなゲーム説明文を書いたら良いか?
それでは、どんなゲーム説明文を書いたら良いのか?
結論、下記のポイントを押さえて文章を書きましょう。
ゲームの説明文を書く時のポイント
- 興味をひくキャッチコピーを最初に書く。
- 例:「君が救ったこの世界、僕がすべて壊すよ」など。
- このゲームの実績または作者の実績があれば書く。
- 例:「1万DL突破!○○クリエイターコンテスト受賞!」など。
- このゲームを遊ぶことでユーザーが得られる体験を書く。
- 例:「すべてをぶっ壊す爽快感!」「スカっとする衝撃のストーリー!」など。
- 分かりやすくゲームの内容を書く。
- 例:「愛と復讐のために世界をぶっ壊す!ダークファンタジーなアクションRPG」など。
- シナリオ重視のゲームの場合は、短いあらすじも書く。
- 例:「世界を救った彼女は自らが救った民たちに裏切られ、見るも無残に処刑されてしまう。
この世で最も彼女を愛していた○○は、彼女を失い絶望していた。
耐えがたい悲しみと憎しみから、彼女を奪ったこの世界の蹂躙を決心する――」など。
- 例:「世界を救った彼女は自らが救った民たちに裏切られ、見るも無残に処刑されてしまう。
- 検索で用いられる単語を自然に散りばめる。
- ジャンル、短編か長編か、無料か有料か、遊べる端末やOS などの情報は最低限入れる。
こんな感じです。
文法的にそこまで美しくなくても、声に出して読みやすい文章なら特に問題ありません。

ここで大事なのは、「ユーザーのことを考えて書くこと」です。
ユーザーの目線に立ち、「ゲームを遊ぶ前にユーザーが知りたいこと」を書き連ねていくのが重要です。
逆に、書いてはいけない文章もお伝えしておきます。
ゲームの説明文を書く時のNG行為
- 自分が伝えたいからと、読み手のことを考えずに一方的に書いてはいけない。
- 例:「世界観やキャラクターの細かな設定」「制作で苦労した体験談」など
- 難しい漢字・外国語・造語を多用してはいけない。
- 例:「怨嗟した璃羽はHorizon S173に於いてピュラゲッセインパクトを引き起こす」など
- ネガティブワードや悪い印象をもたせる文章を書いてはいけない。
- 例:「超テキトーに作ったゴミゲーなので、せいぜいあなたの時間をムダにしてください」など
こんな感じです。
例に関しては、あえて極端に書いています。
しかし、案外無意識のうちに書いてしまっている方もいるので気をつけましょう。

「あなたはどんなゲーム説明文ならその作品で遊びたいと思いますか?」
とにかく、プレイヤー側の目線に立って文章を書くようにすれば失敗しません。
③:X(旧Twitter)等で特定のハッシュタグを活用して宣伝する
自作ゲームを公開する際は、X(旧Twitter)などで特定のハッシュダグを活用して宣伝しましょう。
なぜなら、アクティブユーザー数が多く、特にハッシュタグを用いたポストは拡散力が高いからです。
この時代の多くの方は、X・インスタ・YouTube・TikTokを「依存症じゃね?」と思うくらいよく見ています。
にもかかわらず、そこで宣伝をしかけないのは、実にもったいないことです。
なので、自作ゲームのダウンロード数を伸ばしたいなら、Xなどで宣伝をしかけましょう。

ところで、フリーゲーム投稿サイトを常にモニタリングしている方は、世界中でどれくらいいると思いますか?
実際のところ、一部のフリゲ愛好者だけで、そこまで人数はいないと思います。
率直に言って、フリゲ投稿サイトに投稿しただけで、いきなりたくさんの方に知ってもらえるわけがありません。
なので、本気でダウンロード数を増やしたいなら、SNSでの宣伝は必ずやるべきです。
X(旧Twitter)を活用した効果的な宣伝の仕方
では、どうやって宣伝したら効果的なのか。
ここでは、X(旧Twitter)を活用した宣伝の仕方を解説します。
以下のとおりです。
Xを活用した自作ゲームの宣伝の仕方
- ゲームの紹介画像として3枚は掲載する。
- ゲームの内容(ジャンル・体験できる要素)がわかる画像が好ましい
- キャッチコピーや体験できる要素などを簡単に説明した文字入れをする
- ゲームプレイ中の動画も1本は掲載する。
- 必ずゲームプレイ中の動作が伝わる映像が含まれていること(戦闘シーンなど)
- 適切なハッシュタグを1~2個ほどつける。
- 使いすぎるとスパム扱いになり、シャドウバンされるリスクがあるので注意。
- アクティブユーザーが多い時間帯に投稿する。
- 6時~8時、12時台、18時~21時のいずれかで投稿するのがおすすめ。
ざっとこんな感じです。
ちなみに、よく使われている効果的なハッシュタグとして、以下のようなものがあります。
#indiedev
#ゲーム開発
#スーパーゲ制デー :毎月第二土曜
#三連休だ俺のフリゲを遊んでくれ :三連休の時
上記のハッシュタグのうち、下の2つは使えるタイミングが限定的です。

しかし、拡散力は他のハッシュタグよりもかなり大きいです。
なので、タイミングが合えば使用してみるのがオススメ。
まとめ

今回は、制作したゲームのダウンロード数を増やす方法について解説しました。
無料で今すぐ実践できる内容に限定したので、わりと短時間で簡単に実践できるはずです。

ただし、今回ご紹介した方法は、あくまで「遊んでもらう取っ掛かり」をつくるにすぎません。
ゲームが継続してダウンロードされるには、結局のところゲームの中身が最重要です。
中身が良くないとユーザーからの評価が低くなり、口コミで広まることも難しくなります。
なので、ゲームを目立たせることばかりに囚われず、中身をしっかり作りこむことも忘れないようにしましょう。
ちなみに、今回お伝えした内容よりも、もう少し「時間や労力」をかけて実践するテクニックも存在します。
ずばり、マーケティング的な視点で、さらに自作ゲームのダウンロード数や売上を増やす方法です。
下記の記事で、そのテクニックを解説しています。
本気でDL数や売上を伸ばしたい場合は、ぜひご覧ください。
»自作ゲームが売れない時にすべきこと【個人制作の売上を伸ばす方法】