ゲーム制作で稼ぐ4つの方法と必要スキル【個人開発を副業にしよう】


ゲーム制作で稼ぎたいと考えています。
個人ゲーム開発者が稼ぐには、どのような方法がありますか?
また、稼ぐのが有利になるスキルについても知りたいです。
こんなご要望にお応えします。
この記事の内容
- ゲーム制作で稼ぐ現実的な方法を4パターン解説(個人ゲーム開発者向け)
- ゲーム制作で稼ぐために必要なスキルを3つ解説

「ゲーム制作で稼ぎたい!」
「ゲーム制作を副業にしたい!」
ゲーム制作を続けている人なら、一度は夢見ることかと思います。
しかし、「今の自分のスキルで稼げるか不安」という方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、1年以上ゲーム制作を続けている方なら、多くの場合稼げるレベルに達していると言えるでしょう。
なぜなら、初心者の頃にはできなかった技術的なことが、少なくとも一つはできるようになっているはずだからです。
例えば、以下のような作業が挙げられます。
- プログラミング
- 2DCGや3DCGの制作
- イラストやドット絵の制作
- 作曲や効果音の編集
- ゲームエンジンの操作 など
あなたもゲーム開発を続ける中で、できるようになったことが何か一つはあるはずです。

実はその経験を活かすことで、稼ぐことが可能だったことをご存じでしたか?
この記事を読めば、あなたはゲーム制作で稼ぐ方法を知ることができます。
そして、実際にチャレンジしたあなたは、夢の実現に一歩近づけることでしょう。
それではご覧ください!
ゲーム制作で稼ぐ現実的な方法4パターン(個人ゲーム開発者向け)

さて、個人ゲーム開発者が稼ぎたい場合、現実的な手段として以下4パターンの方法があります。
- ゲーム制作やそれに関わる作業の依頼を受けて稼ぐ
- 自作ゲームを販売して稼ぐ
- ブログにブラウザゲームを埋め込んで広告収入で稼ぐ
- スマホゲームアプリをリリースして広告収入で稼ぐ
それぞれの方法について深堀りしていきます。
始める際の手順についても解説するので、チャレンジする際の参考にしてください。
方法①:ゲーム制作やそれに関わる作業の依頼を受けて稼ぐ

まずは、他者からゲーム制作に関わる依頼を受けて稼ぐ方法です。
こちらの方法は、数あるゲーム開発の作業の中で、何か一つでも他人よりもできることがあればチャレンジ可能です。
依頼としてこなす以上は、相手の要望に応えないといけないため、自由度が高いとは言いにくい面があります。

しかし、依頼されればまとまったお金をすぐに手に入れられるため、ゲーム制作で稼ぐ最初の一歩としておすすめです。
さて、この方法で稼ぐ場合は、以下の手順で始めましょう。
- ココナラ
に登録してプロフィールを整える
- サービスを出品する
- 集客しながら依頼が来るのを待つ
以上の3ステップです。
それぞれの手順について詳しく解説します。
手順①:ココナラに登録してプロフィールを整える
まずは、ココナラ
にアクセスして会員登録を済ませましょう。
無料で登録可能です。
登録を済ませたら、ココナラにおけるあなたのプロフィールを整えていきましょう。
人々に依頼してもらうためには、あなたが信頼できる人物であることを知ってもらう必要があります。

そのため、プロフィールページでは「あなたのスキルや経験」を適切にアピールすべきです。
例えば、ゲーム開発に関わるスキルなら、以下のようなものがあります。
- UnityやUE5などにおけるゲームエンジンの利用経験
- C#やC++などのプログラミング経験
- Blenderなどにおける3Dモデリングの経験
- ドット絵やイラストの制作
- ロゴやUIなどの制作
- BGMやSEなどのサウンド編集
- Adobe Premiere ProやAviUtlなどにおける動画編集
- ゲームのテストプレイやデバッグ など
また、ITエンジニアやグラフィックデザイナーなどの職種経験もあれば、書いておくと良いでしょう。

所持している資格や合格している検定についても、積極的に書くようにしましょう。
例えば、「基本情報技術者試験」や「知的財産管理技能検定」など。
これらを詳細に書くことで、あなたへの信頼感が高まり、購入者が依頼する際に抱く不安も軽減されます。
手順②:サービスを出品する
登録を済ませてプロフィールを整えたら、さっそくサービスを出品します。
その際、下記のことを書くと効果的です。
- 購入検討者(依頼する人)への共感→購入者の悩みをあなたのスキルで解決できることを主張
- 例:○○でお困りではありませんか?→私ならあなたの○○を解決できます
- あなたが提供するスキルによって、購入者が得られるメリット
- 例:当サービスにご依頼いただくことで、あなたのゲームの○○の魅力が高まります
- あなたが提供するスキルの利用をおすすめする人物像
- 例:リアルな3DCGを使いたいゲーム開発者の方、美しいUIのゲームに仕上げたい方
- あなたの実績やポートフォリオ
- 例:制作物、受賞歴、継続年数、販売実績、職歴など
- サービス利用にかかる料金と納期
- 必ず適正価格で。相場は同じようなサービスを提供している方々を参考にしましょう。

サービス内容を書く際のコツは、とにかくユーザー目線で書くことです。
サービス購入者がどんなことを知りたいのかを想像し、わかりやすく丁寧に書くようにしましょう。
手順③:集客しながら依頼が来るのを待つ
サービスを出品したら、後は依頼が来るのを待ちます。
しかし、ただ待っているだけでは依頼が舞い込む可能性は高くありません。
なぜなら、あなたと同じようなサービスを出品している方は、他にも必ずいるからです。

そのため、サービス出品後は集客もしておいたほうが良いといえます。
競合相手ではなくあなたに依頼をしてもらえるよう、SNSやブログなどを駆使して集客を図りましょう。
この集客方法に関しては、後ほど詳しく解説します。
方法②:自作ゲームを販売して稼ぐ

次に、制作したゲームを販売して稼ぐ方法です。
こちらの方法には、一度売り始めれば継続的に収入を得ることも可能という利点があります。
また、他者の要望通りに作らないといけないといった制約もなく、あなたが自由に作ったゲームを販売できます。
おそらく個人ゲーム開発者の多くが夢見る稼ぎ方かと思います。

私も同様に夢を見て、現在はこの方法で稼いでいます。
しかし、継続して売れる仕組みを作るのは決して簡単ではありません。
個人ゲーム開発者として、マーケティングも適切に実施する必要があります。
さて、この方法で稼ぐ場合は、以下の手順で始めましょう。
- ゲームの販売サイトを選ぶ
- ゲームを登録して販売ページを作り込む
- マーケティングを実施する(集客してセールスする)
以上の3ステップです。
詳しく解説していきます。
手順①:ゲームの販売サイトを選ぶ
まず、ゲームを販売するサイト(プラットフォーム)を決め、アカウントを登録しましょう。
ゲームを販売できるサイトには、Steam以外にもさまざまなものがあります。
各サイトによって、規模、客層、手数料、規約の厳しさは異なります。
あなたの予算と自作ゲームの内容に応じて、販売サイトを上手に使い分けましょう。
自作ゲームを販売するのに適したサイトは、以下の記事にまとめています。
ご紹介する中から、あなたの自作ゲームの販売に適したサイトを選んでみましょう。
»自作ゲームをネットで販売する方法【個人ゲーム制作者向け】

ちなみに、個人ゲーム開発者の多くがSteamで販売しようとしますが、実は気軽に利用できるものではありません。
Steamでゲームを販売して稼ぐ難しさについて、上記の記事をご覧いただければご理解いただけるかと思います。
手順②:ゲームを登録して販売ページを作り込む
次に、販売サイトにあなたの自作ゲームを登録しましょう。

そして、販売ページ(商品紹介ページ)を丁寧に作り込んでください。
その際は、以下のことは特に意識する必要があります。
- サムネイルで差別化する
- ユーザーの興味を引くゲーム紹介文を書く
これらのコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考にご覧ください。
»自作ゲームのDL数を増やす方法【無料でできる宣伝と見せ方のコツ】
手順③:マーケティングを実施する(集客してセールスする)
自作ゲームの販売ページを準備できたら、マーケティングを実施します。
ご存じのとおり、良いゲーム・面白いゲームを作るだけでは、今の時代もう売れていきません。
インディーゲーム市場は飽和状態であり、宣伝などの広報にも力を入れなければ、競合作品に負けて埋もれてしまいます。
とはいえ、ゲーム会社のように広告出稿やプロモーションに注力するのは困難といえます。

個人ゲーム開発者の場合、予算的にも労力的にもどうしても限界があるためです。
そこで、個人ゲーム開発者でも取り組める現実的な施策を、以下の記事にまとめました。
ご興味があればご覧ください。
»自作ゲームが売れない理由と7つの改善策【個人開発者向けマーケ戦略】
方法③:ブログにブラウザゲームを埋め込んで広告収入で稼ぐ

次は、ブログを開設してWebページにあなたのブラウザゲームを埋め込み、広告収入で稼ぐという方法です。
こちらの方法は、ブログに集客できる限りは、自動収入化も可能であるという利点があります。
また、無料で提供するため集客も比較的しやすく、短編ゲームでも収益を得られる可能性が高いです。
ただし、広告単価は決して高くはないため、しっかり稼ぐには多くのユーザーを獲得する必要があります。

私も自作ゲームの販売に加えて、こちらの稼ぎ方も実践しています。
さて、この方法で稼ぐ場合は、以下の手順で始めましょう。
- WordPressでブログを開設する
- ブログに記事やゲームページなどを10ページほど投稿
- Googleアドセンスに申し込み、審査を通過する
- ゲームページにアドセンス広告を掲載する
- ブログへの集客を図る
以上の5ステップです。
詳しく解説していきます。
手順①:WordPressでブログを開設する
ブログを開設する際は、「WordPress(ワードプレス)」というブログソフトウェアを使用するのが一般的。
WordPressなら、ブラウザゲームを簡単に埋め込むことができ、収益化にも適しています。
また、無料ブログのような規約の制約も少なく、サービス終了により閉鎖に追い込まれるリスクもほぼありません。
ただし、レンタルサーバーの料金と独自ドメインの取得・更新料など、ランニングコストは少しだけかかります。
ですが、契約先をしっかり選べば、1か月あたり400円程度で運用することも可能です。
そのため、ブログにブラウザゲームを埋め込んで広告収入で稼ぎたい場合は、WordPressを使いましょう。

ちなみに、今あなたがご覧になっている当ブログもWordPressで作成しています。
個人ゲーム開発者として自前のサイトを持っておくと、広報やポートフォリオにも活用できるので何かと便利ですよ。
WordPressブログの始め方は、以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
»ブログの始め方をクリエイター向けに解説【WordPressで作品を広めよう】
手順②:ブログに記事やゲームページなどを10ページほど投稿
WordPressでブログを開設したら、記事やゲームページなどを10ページほど投稿しましょう。
広告を取得するためのサービス(Googleアドセンスなど)の審査に通過する必要があるからです。
ちなみに、あなたの制作したブラウザゲームがアクションゲームの場合、投稿する記事もそれに関連する記事がおすすめ。
例えば、「スマホで遊べるおすすめのアクションゲームを紹介」といった記事が適しています。

その際、基本的に1,000文字以上を意識し、あなた自身の文章で丁寧に書きましょう。
ページの品質も重要だからです。
広告を掲載できるようにするためにも、少々面倒ではありますが記事の作成を頑張ってみてください。
手順③:Googleアドセンスに申し込み、審査を通過する
あなたのサイトに広告を掲載するには、広告を取得できるサービスに登録する必要があります。
広告を取得できるサービスにはさまざまなものがありますが、中でも「Googleアドセンス」を利用するのが一般的です。
取得した広告コードをブログに貼り付けるだけで、後は自動で広告を選定して掲載してくれます。
また、多くのサイト運営者に利用されており、信頼性の高さにおいてもおすすめといえます。
そのため、基本的にGoogleアドセンスに申し込むのが良いでしょう。
Googleアドセンスの申し込み手順については、公式ページをご参照ください。
»AdSense へのお申し込み – Google AdSense ヘルプ

もし、審査に通らなかった場合は、記事数やページ数が少ない、またはコンテンツの質が低いとみなされた可能性があります。
また、以下のようなページが無かったために見送られた可能性もあります。
- プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
- プロフィール(運営者情報)
- よくある質問・お問い合わせ
そのため、上記のページを作成し、記事の質を改善した後にもう一度審査を申し込みましょう。
手順④:ゲームページにアドセンス広告を掲載する
アドセンスの審査に通ったら、ゲームページに広告を掲載できるようになります。
広告コードをアドセンスから取得し、WordPressの記事編集画面でカスタムHTMLブロックなどにコピペするだけです。
もし、広告の形状や配置を考えるのが億劫な場合は、アドセンスの「自動広告」を使うのも手段の一つではあります。

ただし、レイアウトのずれ(CLS)が発生してしまうので、私一個人の意見としてはあまり推奨しません。
ちなみに、広告の設置に関しては規約が存在するので、十分に注意する必要があります。
このことに関して、詳しくは外部サイトの以下の記事が参考になります。
»Google AdSense NG集:絶対に覚えておきたい規約違反事項一覧(2024年最新版) | セオリコ
また、「アドセンス狩り」の被害にあって、アドセンスアカウントが停止させられてしまうこともあります。
アドセンス狩りとは、第三者による不正クリックなどによる嫌がらせのことを指します。
これに関してはWordPressプラグインの「AICP(Ad Invalid Click Protector)」で、ある程度は対策可能です。

ゲームページに広告を設置する際は、基本的に「AICP」はマストで活用すると良いでしょう。
手順⑤:ブログへの集客を図る
ゲームページに広告が掲載できたら、あとはブラウザゲームで遊んでくれるユーザーを集客するだけです。
Webページへの集客方法としては、SNS、YouTube、SEOの3つが一般的といえます。
ちなみにSEOとは、Googleなどの検索エンジンで検索された際に、上位に表示されるようにする施策のことです。

良質なコンテンツを提供しつつ、ページ読み込み速度やサイトの利便性の向上など、さまざまなことをしなければいけません。
そのため、基本的にはX(旧Twitter)やYouTubeで集客するのをおすすめします。
地道にフォロワーやチャンネル登録者を獲得し、ゲームページへの流入を増やしていきましょう。
方法④:スマホゲームアプリをリリースして広告収入で稼ぐ

最後に、スマホゲームアプリをリリースして広告収入で稼ぐ方法です。
この方法は、アプリユーザーを獲得して維持できる限りは、自動収入化も可能という利点があります。
しかし、アプリユーザーの獲得と維持は決して簡単ではありません。
また、安定して稼げるようになるまでには、相当の労力に加えて運も必要です。
しかも、稼げるようになっても収益が急に激減することもあるので安心できません。

ちなみに私も、かつてはGoogle Playでゲームアプリを8作品ほど公開していました。
私の場合はストレスが半端なくて撤退しましたが、理不尽やカスハラに耐えられるような人にはおすすめです。
なお、現在はGoogle Playでリリースする場合に、氏名や住所が公開される可能性があります。
収益化していると両方、収益化していない場合は氏名のみが公開されるようです。
そのため、そういったデメリットが気にならない方にだけ、この方法で稼ぐのを推奨します。

基本的に「毎日遊んでもらえるようなゲームアプリ」をリリースしたほうが稼ぎやすいかと思います。
さて、この方法で稼ぐ場合は、以下の手順で始めましょう。
- 毎日遊んでもらえるようなスマホゲームアプリを開発する
- Google AdMobの広告コードをスマホアプリに組み込む
- デベロッパーアカウントを登録する
- ストアにアプリの登録を申請する
- ASO(アプリストア最適化)を実施する
以上の5ステップです。
順番に解説します。
手順①:毎日遊んでもらえるようなスマホゲームアプリを開発する
まず、なるべく毎日遊んでもらえるようなスマホゲームアプリを作りましょう。

ログインボーナスがあるような、毎日ログイン型のアプリなどを想像してみてください。
毎日遊んでもらえるゲームアプリのほうが、少ないユーザー数でも広告収入を得やすいからです。
もし、ノベルゲームのようなアプリの場合だと、1回遊び終えたら基本的に遊んでもらえなくなります。
つまり、一人当たりの広告表示回数が少ないので、収益につながりにくいといえます。
そのため、毎日遊べるようなゲームシステムでスマホアプリを開発するのがおすすめです。
手順②:Google AdMobの広告コードをスマホアプリに組み込む
スマホゲームを開発したら、ゲーム中に広告が表示されるようにしましょう。
そのためには、広告配信サービスに登録する必要があります。
数ある中でも最もおすすめなのは、一般的にもメジャーな「Google AdMob」です。

他の広告配信サービスと比較しても、高品質で高単価な広告が多くて導入方法も簡単です。
多くのスマホアプリは、このGoogle AdMobから広告を取得しています。
Google AdMobの申し込み手順については、公式ページをご参照ください。
»Google AdMob へのお申し込み方法
Google AdMobから広告コードを取得したら、あなたのスマホゲームアプリ内に配置するだけです。
「Android Studio」などのツールを使って、広告コードを組み込みましょう。
手順③:デベロッパーアカウントを登録する
Google PlayやApp Storeでアプリをリリースするには、アカウントを登録しなければいけません。
各アカウントの登録には登録料を支払う必要があり、以下のとおりです。
- Google Play Console デベロッパーへの登録の場合、1回限りの登録料だけで25米ドル(約3,700円)。
- Apple Developer Programへの登録の場合、年間登録料として99米ドル(約14,600円)。
上記のとおり、App Storeでリリースする場合は決して安くはない費用がかかります。
そのため、初めてのゲームアプリの公開には、Google Playを推奨します。

Android向けアプリのリリースに限られてしまいますが、これはもう仕方ありません。
手順④:ストアにアプリの登録を申請する
登録料を支払ってアカウント登録が完了したら、さっそくゲームアプリをビルドして、ストアに登録申請しましょう。
ちなみに、アプリの登録には審査があるので通過する必要があります。
率直に言って、審査基準が曖昧で明確とはいえないので、おそらくあなたも悩み苦しむかと思います。

何度かリジェクトもされるかと思いますが、粘り強く改善を重ねてみてください。
手順⑤:ASO(アプリストア最適化)を実施する
審査に通ったら、ここでやっとゲームアプリが公開されます。
ここからはアプリユーザーを獲得するためにも、地道にASOを実施していきましょう。
ちなみにASO(アプリストア最適化)とは、アプリストアにおいて自身のアプリが検索結果やランキングで上位表示されるようにするため、アプリの情報を最適化する施策のことです。
例えば、以下のようなことには最低限取り組みましょう。
- アプリ名で差別化を図る
- アプリアイコンをユーザーの興味を引くように目立たせる
- ゲーム内容を紹介するPV(プロモーション動画)を用意して埋め込む
- 興味を引くスクリーンショットを用意し、わかりやすく文字入れなども施す
- ゲーム紹介文に検索で使用されるキーワードを自然に含ませる
基本的にユーザーの興味を引きたいなら、PVを用意するのが非常に効果的です。
スクリーンショットや文章だけでは伝えられない「ゲームの動きや音」など、あなたのゲームの魅力を伝えられるからです。

そのため、アプリに限らず、自作ゲームの紹介ページにはPVを掲載しておきましょう。
ちなみに動画編集に自信がないけどクオリティの高いPVを用意したい場合は、ココナラ
で依頼しましょう。
このサイトなら個人に依頼する形式で、3,000円~依頼することも可能です。
このように個人に制作や作業を依頼する方法について、詳しくは以下の記事で解説しています。
参考にご覧ください。
»ゲーム開発に関する作業を個人に依頼する方法【素材制作やプログラミング等を外注しよう】
ゲーム制作で稼ぐために必要な3つのスキル

ここからは、ゲーム制作で稼ぐために必要なスキルについて解説します。
必要なスキルは以下の3つです。
- ゲーム開発のスキル
- 集客するスキル
- 売り込むスキル

一見すると下の2つのスキルは、ゲーム制作者には直接関係が無いように思われるかもしれません。
しかし、実はこれらのスキルを身につけることで、ゲーム制作で稼ぐ難易度が下がります。
「ゲーム制作で稼ぐのは無理」と思っている人は、これらのスキルの重要性に気づいていないことが多いです。
そのため、あなたはこれらのスキルを身につけたうえで、稼ぐことにチャレンジしてみてください。
それぞれのスキルの詳細と身につけ方を、順番に解説していきます。
その①:ゲーム開発のスキル

まず大前提として、ゲーム開発のスキルは必須です。
当たり前ですが、このスキルがないとそもそもゲームは作れないですしね。
この記事をご覧いただいているあなたは、少なくとも1年はゲーム制作をしているかと思います。

そのため、あなたはもうゲーム開発のスキルは身についているはずです。
しかし、あなたのスキルはまだまだ伸ばせます。
ゲームエンジンも年々新機能が追加されていますし、ハングリー精神で新たな技術を身につけていきましょう。
ゲーム開発スキルの効果的な身につけ方
ちなみにゲーム開発スキルは、参考書を読みながら学習していくのが効率的です。
ネット記事やYouTube動画とは違い、本は必要な情報が体系的にまとまっています。
そして、有識者により出版されており、誤情報が掲載されていることも少ないです。

つまり、書籍は学習教材として信頼性が高いといえます。
以下の記事で、ゲーム開発を学ぶのに最適な参考書をピックアップしています。
確実にスキルを身につけ、ステップアップを果たしたい場合はお読みください。
»ゲーム制作におすすめの本を厳選【初心者でも独学で学べる参考書】
その②:集客するスキル

個人ゲーム開発者が稼ぐには、自身で集客できるスキルが必要です。
面白いゲームを作れる方は正直そこら中にいますが、自身の力でしっかり集客できる方はそこまでいません。
つまり、自身の力で集客できれば、ライバルより優位に立てます。
また、広告出稿などの広報にかける費用も少なく済みます。
ちなみに現在は、面白いゲームを作っても自然と口コミで広まって遊んでもらえるといったケースは稀です。

なぜなら、前述のとおりインディーゲーム市場は飽和状態だからです。
面白いゲームはすでに世の中に溢れており、それだけで差別化することはできません。
毎日数十件以上のゲームが投稿され続ける中、単にリリースするだけでは見向きもされず埋もれてしまう一方といえます。

だからこそ、個人ゲーム開発者には集客スキルが必要です。
そのため、あなたはX(旧Twitter)やYouTubeなどで集客できるスキルを身につけるべきといえます。
そうすれば、集客できないライバルよりもゲーム制作で稼げるようになることでしょう。
集客スキルのおすすめの身につけ方
X(旧Twitter)における集客スキルは、以下の本で学ぶのがおすすめ。
Twitterにおけるフォロワーの増やし方、効果的な情報発信の仕方が学べる良書です。
わかりやすい構成かつ読みやすい文章なので、さらっと読めるかと思います。

実際に私もかつて、半信半疑でこの本の情報を参考にして、Xの運用をしていた時期があります。
その結果、フォロワーは確かに増えていき、現在では1170フォロワーを突破しました。
知らないより知っておいたほうが良い情報が載っているので、読んでおいて損はしないでしょう。
ちなみにこちらの書籍は、2025年9月6日時点ではKindle Unlimitedの対象のようです。
参考までに。
その③:売り込むスキル

ゲーム制作で稼ぐには、集客するだけでなく売り込むスキルも必要です。
せっかくお客さんを集めても、逃してしまったら元も子もないです。
集めたお客さんに対してしっかり売り込みを実施しましょう。
そして、自身のゲームを買ってもらったり、仕事の依頼をもらえるようにするのです。
とはいっても、企業の営業マンのように口でセールストークする必要はありません。
あくまでゲームで稼ぐメインの舞台は、ネット上だからです。

つまり、SNSやWebサイト上で「文章」を書いてセールスすれば良いのです。
この文章でセールスすることを「セールスライティング」と言います。
あなたは個人ゲーム開発者として、このセールスライティングを学んで実践しましょう。
売り込むスキル(セールスライティング)の身につけ方
セールスライティングは、以下の書籍で学ぶのが効率的でおすすめです。
心理学に基づいたライティングの手法が網羅的にまとめられた良書です。
こちらもわかりやすい文章で非常に読みやすく、活字が苦手な方でも十分に読破できるかと思います。

実際に私は、この書籍を何度も読み返しており、もはや愛読書と化しています。
一応この本を読み込めば、売るための文章力を最低限は身につけられるでしょう。
正直、セールスライティングは奥が深く、完璧マスターを目指すには他の本も読む必要があります。
しかし、我々はあくまで個人ゲーム開発者であり、ガチガチのセールスライターになる必要はありません。
この一冊だけで必要十分です。
ちなみにこちらの書籍は、2025年9月6日時点ではKindle Unlimitedの対象のようです。
参考までに。
まとめ:さっそくゲーム制作で稼ぐことにチャレンジしよう!

以上がゲーム制作で稼ぐ方法と、稼ぐのに必要なスキルについてです。
個人ゲーム開発者が稼ぐのは確かにハードモードではありますが、決して不可能ではありません。
正しく努力を続け、必要なスキルを身につければゲーム制作で稼ぐことは十分に可能です。
真面目に1年以上ゲーム制作を続けてきたあなたなら、実力は備わっているはずです。

自信をもってチャレンジしてください!
ちなみに、お金稼ぎを卑しいことと思う人も一定数いますが、あなたは全く気にする必要はありません。
クリエイターがお金を儲けようとすることは、決して悪いことではないのです。
むしろ作品を提供する代わりに正当な対価をいただくことは、この社会で生きていくうえで正常なことといえます。
創作物で収入を得て、そのお金でツールや自己などに投資し、より良い作品を制作して提供していく。

個人ゲーム開発者として、このようなサイクルを回していけると幸せかもしれませんね。