ゲーム制作に必要な期間(時間)【私の個人ゲーム開発の場合】
最近ゲーム制作を始めました。
1作品完成させるのにどれくらい時間がかかるんだろう?
完成までにかかる期間の目安を教えてほしい!
こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- 私がゲーム制作にかけているゲーム制作期間(時間)をご紹介
今回は「ゲーム制作にかかる時間(期間)」を解説します。
ゲーム制作をされている方は、他の人がどれくらいゲーム制作に時間をかけているか気になりますよね。
実際のところ、作る内容やゲームを作る人によってゲーム制作時間は変わります。
なので、あくまで目安でしかありませんので参考程度にご覧ください。
ちなみに今回ご紹介するのは、10年以上ゲームを作ってきた私のゲーム制作にかかってきた時間です。
私はどちらかというと作るのが早いほうなので、初心者の方の場合だと1.5倍~2倍の時間はかかると思ってください。
それではどうぞ!
ゲーム制作に必要な期間(時間)【私の個人ゲーム開発の場合】
今回は私「ドッド工房」がゲーム制作にかかっている時間をご紹介します。
ちなみに平均ゲーム制作時間は下記のとおり。
初版公開までの平均制作時間は、576時間(=24日間分)です。
そして、アップデートを含めた時間の平均は、634時間(=27日間分)になります。
あくまで平均なので「どんなゲームだとどれくらい時間がかかるとか」はこれだけだとわからないと思います。
なのでそのあたりも詳しく解説していきます。
ドッド工房がかけているゲーム制作期間
私は10タイトル以上ゲームを作ってきました。
それぞれのゲームにかかった時間(期間)を順番にご紹介していきます。
なお、ここで紹介する時間とは、実際にゲーム制作に取り組んでいる時間のおおよその合計です。
多少うろ覚えですが大体合っていると思いますのであしからず。
また、参考材料として「各ゲームの特徴」と「最も時間がかかった部分」も説明します。
それではご覧ください!
Efframai エフレメイ(旧版)
初版公開までは、およそ110時間(=5日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ270時間(=12日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(10分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:シンプルな操作・ホラー演出でビックリする
最も時間がかかった部分は「演出の制作」です。
ライトを消すだけの高時給な宿直
初版公開までは、およそ480時間(=16日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ560時間(=24日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(20分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=7:3
- ゲーム性:シンプルな操作・ホラー演出で怖がらせる
最も時間がかかった部分は「CGの作成」です。
N.T.H.(旧版)
初版公開までは、およそ12時間(=1日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ24時間(=1日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:サスペンスアドベンチャー
- 短編(10分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=2:8
- ゲーム性:シンプルな操作・音響でゾクゾク感を楽しむ・展開の想像
最も時間がかかった部分は「森マップの制作」です。
Efframai II エフレメイ2(旧版)
初版公開までは、およそ360時間(=15日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ400時間(=17日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(15分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:シンプル・ホラー演出でビックリする
最も時間がかかった部分は「CGの制作」です。
Nana
初版公開までは、およそ700時間(=30日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ740時間(=31日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:謎解きホラーアドベンチャー
- 短編(20分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=8:2
- ゲーム性:シンプル・謎解き・ホラー演出で怖がらせる
最も時間がかかった部分は「CGの制作」です。
Myosotis ミオソティス(旧版)
初版公開までは、およそ120時間(=5日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ160時間(=7日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:謎解きステルスアドベンチャー
- 短編(30分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:逃げゲー・かくれんぼ・謎解き・物語を楽しむ
最も時間がかかった部分は「敵の追跡システムの制作」です。
Myosotis ミオソティス(新版=リメイク)
初版公開までは、およそ240時間(=10日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ320時間(=14日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:謎解きステルスアドベンチャー
- 短編(30分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:逃げゲー・かくれんぼ・謎解き・物語を楽しむ
最も時間がかかった部分は「敵の追跡システムの制作」です。
少女怪物青い花
初版公開までは、およそ240時間(=10日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ280時間(=12日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:謎解きステルスアドベンチャー
- 短編(20分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=2:8
- ゲーム性:かくれんぼ・謎解き・物語と演出を楽しむ
最も時間がかかった部分は「敵の行動システムの制作」です。
Efframai II エフレメイ2(新版=リメイク)
初版公開までは、およそ360時間(=15日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ400時間(=17日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(15分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:シンプル・ホラー演出でビックリする
最も時間がかかった部分は「演出の制作」です。
血染めのナナ Bloody7
初版公開までは、およそ360時間(=15日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ420時間(=18日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(40分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:シンプル・謎解き・物語と雰囲気を楽しむ
最も時間がかかった部分は「マップの制作」です。
殺人現場探索 N.T.H.(新版=リメイク)
初版公開までは、およそ40時間(=2日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ60時間(=3日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:サスペンスアドベンチャー
- 短編(10分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=2:8
- ゲーム性:シンプルな操作・音響でゾクゾク感を楽しむ・展開の想像
最も時間がかかった部分は「演出の制作」です。
消えたあの時の叫び
初版公開までは、およそ680時間(=29日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ720時間(=30日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:アクションアドベンチャー
- 短編(60分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:逃げゲー・謎解き・物語と演出を楽しむ
最も時間がかかった部分は「マップの制作」です。
Efframai エフレメイ(新版=リメイク)
初版公開までは、およそ110時間(=5日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ270時間(=12日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(10分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=3:7
- ゲーム性:シンプルな操作・ホラー演出でビックリする
最も時間がかかった部分は「演出の制作」です。
ボクはキミのロボット
初版公開までは、およそ23時間(=1日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ25時間(=1日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ビジュアルノベル
- 短編(15分程度でクリアできる)
- 自作素材:借り物=1:9
- ゲーム性:物語を読み進めながら演出も楽しむ
最も時間がかかった部分は「シナリオの制作」です。
Efframai III エフレメイ3
初版公開までは、およそ4,800時間(=200日間分)です。
その後のアップデートを含めると、およそ4,848時間(=202日間分)になります。
このゲームの特徴は下記のとおりです。
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
- 短編(15分~数時間程度遊べる)
- 自作素材:借り物=8:2
- ゲーム性:ホラー演出でビックリする/コースを作成してネット公開して楽しむ
最も時間がかかった部分は「CGの制作」です。
まとめ:ゲーム制作に必要な期間(時間)は作る内容による
以上が私のゲームそれぞれのゲーム制作にかかった時間(期間)です。
ここから見て取れるとおり、作るゲームによってゲーム制作時間は大きく左右します。
特に「作らないといけない物が多い」「処理の記述が難しい」ゲームはそれだけ時間がかかります。
また、ツールの使い方に詳しくないと、それだけ制作にかかる時間は多くなります。
本業の合間で趣味としてゲーム制作に挑戦される方がほとんどだと思います。
なので、あなたがゲーム制作に費やせる時間を考慮したうえで、作るゲームを決めた方が良いでしょう。
ゲーム制作にかかる時間を圧倒的に少なくしたい方へ
結論、ゲーム制作で苦手な作業は依頼して解決しましょう。
苦手な作業を他の人にやってもらえば、あなたは好きな作業だけに集中できます。
つまり、ゲーム制作がめちゃくちゃ効率的にできるというわけです。
実際、私もゲームを作るときに作曲やPV制作などは依頼していますよ。
下記の記事で依頼する方法を解説しています。
»ゲーム制作の作業や素材作成を依頼する方法【手軽・格安で委託も!】